2011年6月2日木曜日

バスでトゥールーズへ

先週の27、28日と、夫が所属するバルセロナの合唱団「オルフェオ・カタラ」のトゥールーズ公演があり、ブラームスのレクイエムを聴きに、合唱団のバスに便乗して行って来ました。

朝9時にバルセロナを出発、とはいってもスペインもイタリアと似ていて、まぁ予定通りにいかないのは日常茶飯事。この日も2台のバスに分かれて乗った団員約80名の確認が終わって実際に出発したのは9時20分ごろ。私は地図を眺めるのが大好きなのですが、予想していたとおり、海沿いを北上してフランスに向かい、国境を越えてナルボンヌまで行き、そこから内陸部に入ってトゥールーズに到着しました。正味4時間半ですね。途中スペインで休憩30分、フランスで1回お昼休憩があったので、思ったよりも楽でした。

車窓から(フランス)

トゥールーズは初めてだったので、夫が連日リハーサルに励むなか、私はせっせと主要な教会や美術館などを訪れ、出発前夜に即席で見所を調べた甲斐もあり、4日間気持ちよく歩き回ることができました。

ガロンヌ川にかかるポン・ヌフ
市庁舎とキャピトル広場
奥に見えるのはサン・セルナン聖堂の鐘
コンサート会場 Halle aux grains



この会場は六角形で、ホールのデザインとしてはとても斬新的で興味深いのですが、残念ながら響きがあまり良くなかったです。モダンのフルオーケストラと80人の混声合唱団を目の前で聴いているのに、音楽的にフォルテのところでもボリュームが小さい感じがして、視覚と聴覚のズレが微妙でした。それは、後日カタルーニャ音楽堂で行われたバルセロナ公演を聴いてさらに実感しました。同じ曲とは思えないくらいダイナミックで、合唱団のドイツ語の子音もクリアに良く聞こえて、びっくりしました。しかもカタルーニャ音楽堂では、自慢ではありませんが私は2階席の最後列の舞台から一番離れたところから聴いて、です。これにはカタルーニャ音楽堂のすごさを改めて痛感しました。

2 件のコメント:

  1. ブログ開設、おめでとう!
    コンサート付きの旅行、うらやましぃー。
    車窓からの写真、いいですねぇ。
    これからも話題提供、よろしくね。

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  2. やーさん

    コメント一人目!ありがとうございます。

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