リハーサル＠バーゼル

この週末はリハーサルのため、スイスのバーゼルに来ています。
３月にドイツで行われるテレマン国際コンクールで、バーゼル在住のリコーダー奏者の伴奏をするため、今回のリハーサルはスコラ・カントルムで。

空港ではスイス出口を出るようにと言われていたのですが、冗談だと思っていたら、本当にフランスとドイツ出口サインが出てきて、びっくり！！思わず感動と驚きで写真撮影（笑）

スイスはこっちでいいのかなと、よく確認しながら出てきました。彼曰く、違う国に出てしまうと、外からは簡単には国境を行き来できないよ、とのこと。１つの空港に３カ国の出口があるなんて、世界でも珍しいのではないでしょうか。

とても美しい町並みですが、とにかく寒いです。昨日はリハーサルしていたら雪が降りだし、日中も気温１－２度です。バルセロナと約１０度の気温差がありますが、寒い国の家は必ず２重窓で暖房がしっかりしているので、バルセロナの家より暖かいです。

昨夜はリコーダー奏者の友達宅の夕食に一緒にお邪魔して、手作りピザとワインをいただき、国籍はアメリカ、イギリス、トルコ、ブラジル、フィンランド、スペイン（カタルーニャ）、スリランカ、韓国、中国、そして私と、多国籍で楽しい集まりでした。彼らはみなバーゼルの学生用レジデンスに住んでいて、かつてそこに住んでいたアメリカ人が現在住む新しいアパートで夕食会ということでした。

私は学生時代にそういう経験をしたことがないので、国籍や専門分野がそれぞれ異なる、このような集まりは新鮮で楽しかったです。

肝心のリハーサルですが着々と進み、２日目の今日も無事に終わりました。
伴奏しているリコーダー奏者とは、昨夏ブルージュで知り合いました。バルセロナでリハーサルするときは、学校のすぐ近くで安くて美味しい中華料理を食べに行くのですが、韓国人の彼と私が中華を食べに行って、中国人のお店の人とスペイン語で会話して、皆で笑顔で美味しく楽しいひと時を過ごしながら、皆と仲良く平和にできるっていいな、常にそうありたいと思いました。

今夜は彼が、お母さんの送ってくれた食材を使って韓国料理を作ってくれるというので、楽しみです！

春のような日

今週ずっと暖かかったバルセロナ。昨日はお義母さんと海辺を散歩して、ぽかぽかの太陽の下でコーヒーを飲んだり、１月とは思えない春のような陽気でした。

水の中を歩いている人を見たら、真似したくなって・・・　裸足になって歩いたら、本当に気持ちよかったです。海を前に行う気功やメディテーションは病み付きになりそうです。

そして夜は、Savallが率いる古楽アンサンブルによるBiberのプログラムを聴いてきました。
ザルツブルグミサなど、初めて聞く美しい作品たちにうっとり。モテットやソナタも面白かったです。演奏者の配置がきれいに左右対称になっていたのも、興味深かったです。

羽田空港より

成田着発でチケットを取ったつもりが、なぜか帰りが羽田発になっていたという思わぬハプニングがありましたが、途中、車窓からきれいな富士山が見えたので、よかったことにします。

あと少しで搭乗、ロンドン乗換えでバルセロナに帰ります。

２週間の滞在はあっという間でしたが、無事２公演を終えることができました。
多くの方にご声援いただき、そしてお越しくださいました皆様、どうもありがとうございました。お世話になりました関係者の方々、そして家族に感謝です。

１月７日　近江楽堂リハーサル

終演後に

１月１０日　きらりホールリハーサル

フォルテピアノデュオ

バルセロナでは、まずDanziのホルンソナタ、そして月末から２月にかけて３つの本番がありますが、体調に気をつけて、ひとつずつ取り組んでいきたいと思います。

それでは、そろそろ搭乗ですので、この辺で。

迎春

明けましておめでとうございます。
バルセロナでクリスマスを過ごし、年末から帰国しています。
ヘルシンキからのシベリア上空で、美しい緑のオーロラを見ることができました。

昨夜はいろいろな音楽を聴きながら、家族揃って年明けマージャンを楽しみながら、新年を迎えました。1週間後の演奏会のため、練習に忙しいですが、今日は一日ゆっくりしています。

年越しには、久しぶりに母の天ぷらとお蕎麦を、おいしくいただきました。

新年も元気にスタート、まずは演奏会に向けて頑張りたいと思います。
7日（近江楽堂）、10日（きらりホール）両日ともまだチケットありますので、ご興味のあるかた、お声かけください。

それでは、本年も皆さまにとって平和で実り多い一年になりますよう、お祈りいたします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。