2013年12月29日日曜日

初めてカリヨンを聴きに!

Palau de la Generalitat de Catalunya

コンサート聞き納めで、もう一つ、26日に聞きに行った演奏会がありました!
お昼の12時から、バルセロナ市役所の向かいにある建物で、約1時間のカリヨンの演奏を聴きました。ここのカリヨンの専属の女性カリヨニスタによる演奏は、毎月聴くことができ、26日はクリスマスにちなんだプログラムで、カタルーニャと外国のメロディーを楽しみました。

椅子が並べられた中庭で聴きます

画面で演奏する様子が見られます
オルガンのように手と足を使って、演奏していました。全部で49の鐘があるそうです。打ち方で強弱もつけられるようで、とても音楽的でした。


あまり良くみえませんでしたが、靴下のみの素足のようでした。毎月演奏会があるのは知っていたのですが、今回やっと聴くことができました。来月のプログラムは、バッハのアンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳から組まれているなど、とても興味深いシリーズです。

8月を除いて、毎月1回あり、7月にはバルセロナ国際カリヨンフェスティバルもあるので、またぜひふらっと行ってみたいと思います。



今年のコンサート聞き納め

年末、機会が重なり、素晴らしい演奏会を聞くことができました。

まずは、21日ベルリオーズの「キリストの幼時」。パブロ・ゴンザレス指揮、カタルーニャ州立バルセロナ交響楽団と2つの合唱団による演奏。アウディトーリのパウ・カザルス大ホールにて。
L'Auditori, Sala1 Pau Casals
初めて聴いた作品ですが、メロディーの美しさに感動、オーケストラと合唱の溶け合いと力強さが素晴らしかったです。90分を超えるキリストの物語りが、休憩なしで、フランス語で展開されました。

翌22日は、バルセロナのアントン・ブルックナー室内合唱団と金管オーケストラによる、ブルックナーのホ短調ミサを聞きました。
Església de Nostra Senyora de Pompeia
音楽ホールでは味わえない、教会の響きを堪能しました。ブルックナーは、合唱団で歌っている夫に出会ってから、作品を聴く機会に恵まれて、ブルックナーの声楽曲のファンになりつつあります。このミサ曲も冒頭のキリエが60人の合唱団により大音量で叫ばれただけで、その和声と人の声の持つエネルギーに、目頭が熱くなりました。音楽のパワーってすごい。まさに私のドラッグです。

教会の響きが加わって、信じられないほどの迫力に圧倒され、全身にガンガン音楽が響いて、手には振動が伝わってきました。その力強さと繊細なピアノの強弱のコントラストにもぐっときました。ブルックナーの作品と素晴らしい演奏の合唱団に、完全にやられました。

そして26日は、Sant Esteveの休日。夫の歌うオルフェオ・カタラ合唱団は、毎年この日にカタルーニャ音楽堂でSant Esteveのコンサートをしています。クリスマスはイタリアに帰っていたためいつも参加できなかった夫ですが、今年は初めての参加となりました。


Palau de la Música Catalana

1913年から続くコンサートの100周年だった今年は、オルフェオ・カタラ合唱団を中心に、俳優さん2人が曲間に会話を挟み、カタルーニャの歴史などをリズミカルに語っていたようです。オルフェオ・カタラ合唱団は、5歳くらいの小さな子供から少女合唱団など、全部で6種類の合唱団があり、さらにカタルーニャ音楽堂の室内合唱団が加わり、ものすごい数の合唱でした。

プログラムは主にカタルーニャの作品で、100周年もあり、祭典のような華やかさと、カタルーニャ州民の熱い思いが伝わってくる、いろいろな意味で感動的な演奏会でした。

プログラム最後に歌われたパウ・カザルスのグロリアの歌詞が心に残ったので、ここに書きます。

主に栄光を!歌おう!
高みの中の栄光!
主と全ての創造物に栄光を!
土に平和を!
戦争はもう二度といらない!
罪はもういらない!
善人に平和を!
平和を!

今年もたらされた新たな出会いに感謝しつつ、平和と健康に恵まれた2014年でありますように。よいお年を!

2013年12月24日火曜日

学校からの頂き物

11月からピアノを教え始めた学校も、冬休みに入りました。
発表会とクリスマスコンサートを無事に終え、先週、今年最後のレッスンに行ってきました。


クリスマスコンサートのリハーサル
生徒の伴奏で、本当に久しぶりにピアノを弾くことになり、クリスマスコンサートではグランドピアノを恐る恐る15年ぶりに人前で弾きました。思っていたほどの違和感はなく、不思議と少しずつ感覚が戻ってくるようでした。

このような小さな学校で、3ヶ月に一度、400席のホールで子供たちが演奏する機会があるのは、すごいことだと思いました。正直、イタリアのコモ国立音楽院にも、バルセロナのカタルーニャ高等音楽院(Esmuc)にも、こんなホールはないです!


そして、レッスン最終日には、なんとクリスマスプレゼントがありました!!
カバ(カタルーニャで生産されるスパークリングワイン)と赤ワイン、そして感謝のお手紙も。はじめてのことで、本当にうれしかったです。職場仲間によると、スペインでは、このようにプレゼントをする習慣があるそうです。



赤ワインは、明日のクリスマスのお昼(メインはハムとマッシュルームとベシャメルのクレープ)に合わせて開けようと思います。カバは実家にお土産の予定です。

それでは皆様も素敵なクリスマスを!!Bon Nadal!!


2013年11月30日土曜日

トルデラまでの車窓から


昨日は、トルデラまで電車で行ってきました。あいにく国鉄のストの日に重なり、情報収集など手間取りましたが、結局私が乗った電車は、行きも帰りも影響を受けずに助かりました。

フランスに向かって海岸沿いをずっと走り、内陸に入ったのは、1時間半のうち最後の15分だけでした。



時々、本当にすぐ近くに海が迫ってくるようで、見ていて飽きませんでした。本も少しは読みましたが、それは夜で何も見えない帰り道にとっておいて、暖かい日が差す窓の近くで、ぼーっと景色を眺めていました。


駅から15分ほど歩く途中で、こんな景色に出会いました。見えているのがトルデラの町です。 



トルデラ川の向こうには山が見えました。


学校のバルがリニューアルオープンしていました!電車は1時間に1本しかなく、少し早めに着いたのでコルタードにお砂糖を入れて一服。昨日は3人お休みだったので、途中でもう一度行きました(笑)

来週は祝日でお休み。再来週には3ヶ月に一度の発表会とコンサートがあります♪



2013年11月23日土曜日

ピアノの先生2回目

Teatre Clavé

昨日は2回目。写真を撮る余裕もあったので、今日は写真入りです。(1回目の様子はこちら
学校があるTorderaの人口は約1万6千人、標高はたったの30数メートルなのに、バルセロナより明らかに空気が冷たいです。

クラベ劇場という名前の学校は、音楽以外にダンスや演劇のコースがあります。現在、第9回「乳幼児のための国際舞台芸術フェスティバル」!の開催中で、この小さな町の劇場でも公演があります。パラパラとパンフレットをめくると、バルセロナを含むカタルーニャ各地の劇場で、カタルーニャやスペインはもちろん、ベルギー、デンマーク、イギリスからの参加があり、0歳から5歳が対象の様々な舞台芸術が展開されています。すごいなぁ。

さて、2回目のピアノレッスンも無事に終わりましたが、いろいろありました。

ある女の子は、教室に入るなり小さなリュックから何かを出して、「ボカディリォ(サンドイッチ)食べるの」と言って、食べ始めました。「食べてもいい?」とかだったら止めることもできたかもしれないけど、いきなりの展開に戸惑う私。学校の規則も聞いてないし、その子に特別な健康上の理由があるかもしれないし、とにかく判断に困って、楽器が汚れないように配慮して、なるべく早く食べ終わるように促して、待ちました。

食べてる間、今日はヘ音記号を習ったことなどを教えてくれました。やっとレッスンにこぎ着けたのですが、いきなり「これを2回弾いたら(記号を)黒板に書いていい?」と聞かれて、これまたびっくり(笑)まぁ、音楽に関係することだしと思って、いいよと言うと、ちゃんと2回弾いてから、嬉々としてト音記号とヘ音記号を書いていました。レッスンが終わってからもまた書いてました(笑)書きたくてしょうがなかったのね。ちゃんと自分から消して帰りました。


帰り道にサンドイッチの話をして、どのように対応したらいいか聞くと、やはり教室内で食べるのは禁止。レッスンの前か後に食べるように言って、どうしても食べるなら教室の外で食べるようにとのことでした。納得です。「とりあえず君の判断は正しかったよ」と言われたのでよかったです。

日本や日本人相手だったら考えられないような展開に毎回びっくりさせられますが、何事も経験ですね。面白いです。日本でもこんな経験あります!という方、興味あるのでぜひコメントください!

昨日は2人お休みだったので(というか、来なかったので^^;)、楽譜を見たり、学校内を見たりしました。やはりメトードローズが気になって、スペイン語版を見てみました。



なんと一番最初に、スピネットとチェンバロとフォルテピアノの解説があるのです!!これは運命だったのか、何ともいえないうれしい気持ちになって、写真を撮ってしまいました。

2013年11月16日土曜日

8人の生徒さん♪

11月も半ばになり、バルセロナもいよいよ冬を感じる冷たい空気になってきました。
かなり突然だったのですが、毎週金曜日の午後に、郊外の学校でピアノを教えることになり、昨日、第1日目を過ごしてきました!

バルセロナから車で45分ほどの、Torderaという町の学校です。大人と子供と半々の計8人に、30分ずつのレッスンをしました。子供は5歳から11歳まで、大人は60代くらいの方までいました。

当たり前ですが、本当にみなそれぞれ異なり、一番最初の年配の男性は、部屋に入るとまず一通りこんなことしてる、あんなことしてる、とお話してくださったので、丁寧に曲について話を振ってレッスン開始。30分はあっという間だなぁと思っていると、突然「じゃ、今日はこの辺で。次の人も待っているし」と満足そうに言って、パタンと楽譜を閉じてしまったので、私はあっけにとられて時計を見ると、まだ3分前!!でも、おじさんは帰る支度をしているので、そのまま挨拶をしました(笑)

7歳の女の子は、まだ始めたばかり。前のレッスンで弾いた曲を何か持ってるか聞くと、ないと言うので、幼児用の教本を使って、真ん中のドの全音符を4つ数えながら、4回親指で弾くものから始めました。できるようになったら伴奏を付けます。これがまた凝ったハーモニーで、素敵でした。あとから聞けば、この子はまだ家で練習する楽器がないので、とりあえず、今はレッスンでピアノに慣れればいいとのこと。なるほど、のんびりです。

あと印象に残っているのは、5歳の男の子。ノリが悪いと何もできなくて大変、と聞いていたのですが、うれしそうにきれいな楽譜をファイルから出して、ニコニコ!「前のレッスンで弾いたの見せて~」というと、またファイルの中を探しているので何かと思ったら、先生からの連絡事項が書いてあるページを見せてくれて、「新しい本!」と満足げ。確かにメッセージに、本を買うように書いてありました(笑)とりあえず、同じく一番最初の全音符の練習から始めると、けっこう速くどんどんできて、「うまくできたね~」「うわ~すごいきれいな音だねぇ」「好き?」などと話しかけると、大きな目をパッチリ開けて「うん!」とニコニコ笑顔で返してくれて、もう私は幸せでノックアウトでした。

一番最後の男性は恥ずかしそうに、緊張してしまうこと、上手く弾けないこと、ゆっくりしか弾けないから、などいろいろ説明をしてから、不安そうに弾き始めました。半小節ごと止まってしまって、ペダルは最初から一度も踏みかえてないし、どこで止めようかこっちもハラハラ。明らかに曲がレベルに合っていないし、まず本人が辛そうなので、その曲を最後まで弾きたいのか聞いて、そうでなければもう少し苦労が少なく、楽しめる曲にしましょうか、と提案。すんなり納得してもらえたので、何か彼に合った曲を探したいと思います。

30分という短い時間ですが、それぞれにドラマがあり、一人一人のこの30分の意味を考えさせられました。最初のおじさんは、ああして少しお喋りして、ちょっと曲を弾いて、アドヴァイスをもらえればいいのだし、小さい子はいかに30分飽きずに楽しく勉強できるかがポイントのように思われたし、最後の方は、趣味としていかに楽しんでもらえるかを考えたい・・・と切実に思いました。帰りの車中でそう話すと、「そうそう!まさにその通りその通り!!」と言ってもらえたのでとりあえず安心しました。

普段の日常生活では小さい子に接する機会はないので、本当にかわいかったです。そして、私も幼児期に使っていた、懐かしのメトードローズに再会したのも感動的でした!帰宅後、夫に話したら、「メトドローザ!僕も弾いてたよ」と驚きが続きました。

また次の金曜日が楽しみです。次は、一度も笑ってくれなかった真面目な女の子の笑顔が見られるかなぁ。

2013年11月13日水曜日

墨絵教室



今日は、はじめての墨絵教室に行ってきました。
日本人の先生による、全5回の教室です。

久しぶりに持つ筆の感触が懐かしく、墨の濃淡が美しかったです。墨絵についての簡単な説明の後、まず3段階の濃淡の墨を含ませた筆で、まっすぐに縦と横に線をかく練習、次にみかん3つを描いて、最後は魚と葉の練習をしました。 

先生の描くのを見ていると気持ちがすーっとしました。すごく集中したので疲れたけれど、心が静かになったというか、豊かになったというか、落ち着く2時間でした。白い空白の部分「間」が大切であるとか、先生のお話も興味深かったです。


このみかんを見た先生が「友子さんのは、やっぱり日本人らしいですね」とのコメントを頂きました(笑)一応、日本人ですもの!

生徒は12人で日本人は私1人でした。海外にいてもこのような経験ができるのはうれしいことです。ちゃんと宿題ももらったし、また来週の教室が楽しみです!


2013年11月11日月曜日

元気をもらった演劇


昨日は、最近知り合った歌手の友達が出ていた、女性ボーカルトリオLes Cotによる演劇を観て来ました。スタンダードジャズとオリジナルソングなど、たくさんの歌が入った、ミュージカル仕立てで、ピアノの生伴奏も素晴らしかったです!

伴奏というより、ピアノが劇の場面の流れを作っているというか、3人が歌っている時は伴奏ですが、間合いなど、絶妙のタイミングで、音でその時の場面を表現していて、本当によく出来ていました。演奏家も素晴らしかったけど、作った人もすごい才能だと思いました。

Vesus Teatre 入り口
昔、音楽院の学生だった時、音楽史でショスタコーヴィッチを勉強しましたが、彼は若いころ劇場ピアニストをしていたことを思い出しました。その時も、すごい仕事だなぁと漠然と感じましたが、昨日それを実際に見て聴くことができて、感動しました。

3重唱のハーモニーが心地よく、音楽も踊りも、演劇も、コレオグラフィーも本当に素晴らしかったです。約1ヶ月あった公演の最終日でしたが、満員のところなんとかチケットを手に入れることができてラッキーでした。

ポジティヴな刺激をたっぷり受けて、ちょっと沈んでいた気持ちがパッと晴れて、すがすがしい気持ちになりました!芸術の力ってすごい。

愛のクッキー

劇の中心のBabetレストランでは、怒りのOO、寒~いOO、飽きるOOなど、いろいろなレシピが出てくるのですが、愛のクッキーというのもあって、それを混ぜ合わせるシーンや、クッキーを焼くいい匂いが場内に立ち込めて、リアルでした。

最終場面ではクッキーが観客に配られるという、びっくりのハッピーエンド!終演後にはクッキー販売もあり、いやはや企画からプロダクションから、本当によく考えられていて関心しました。あれは買いたくなりますね。クッキー会社の特別協力です。なるほどなるほど。

劇場に向かう途中で見た夕焼け
今週から、毎週金曜日に郊外の学校でピアノを教えることになりました!いきなり生徒8人、大人と子ども半々の初心者レベルだそうです。頑張るぞ~!

2013年11月9日土曜日

漫画フェアで見た日本文化


先月31日から今月3日まで開催された第19回バルセロナ漫画フェア。私は日本食レストランのお手伝いで、午後に5時間入っていました。

初日に焼きそばを担当、それからは4日間ひたすら調理済みの麺と野菜をホットプレートで温めながら混ぜる作業をしました。

それにしても連日すごい人!人!人!!お店に並ぶ列が切れることはほとんどなく、ピーク時には本当に焼きそばしか見えませんでした(笑)初日から見事に全身筋肉痛。おかげで前より強くなった気がします。

最終日、いざ出陣!

一緒に働いた人たちは、翻訳家や音楽家、日本語教師など、いろんな日本人が集まり、また新たな出会いがありました。国際結婚されている人も多く、偶然にもイタリア人のパートナーを持つ人が2人いました!最後、会場を離れるのが寂しくて、何度もお店を見に行ってしまったほど愛着の沸いた仕事場でした。

ほとんど写真を撮ったり、フェアを見て回る元気は残っていなかったのですが、最終日はやり遂げた満足感で元気になり、せっかくの機会と思いブラブラしてみました。

フェア中は、まぐろの解体ショーと握り寿司、鉄板焼きなどの実演を見ました。2日間私と一緒に来ていた夫は、いろいろ見て目をつけていたようで、最終日に、高橋留美子と谷口ジローの漫画を購入していました。

バルセロナ着物クラブによる着物試着コーナーでは知人を見つけ、少しおしゃべりしたら、なんと4日間で約600人に着せたというので、びっくり!!和服姿の彼女もさすがにぐったりしてました。フェア入場に2時間、着物試着の列で3時間待った人もいたそうで、ここまで愛される自国の文化を目の当たりにして、とても感慨深かったです。

目が回りそうに広い見本市会場いっぱいに埋め尽くされた、膨大な数の日本の漫画。私は正直、あまり漫画に興味を持ったことがないのですが、海外でこれだけの熱狂的な支持を得るのは、すごいことだと思います。

日常からかけ離れた、不思議な4日間でしたが、良いエネルギーをもらいました。
最後に、日本食レストランBOUZU、バルセロナで日本食が恋しくなったら、ぜひお出かけくださいね!


2013年10月24日木曜日

夏のようなバルセロナ


2週間ほど前、ちょうど両親が来ていたころはすごく寒くて、これは急いで冬物を出さないと、と思ったのですが、また夏が戻って、連日25度くらいの不思議なバルセロナです。

先月から週末に5回演奏会が続き、バタバタと過ぎていった1ヶ月半でした。指を切ったり、ぎっくり腰になったり、いろいろありましたが、それらが無事に終わり、さっそく新しいプロジェクトのリハーサルやちょっとした書きもの、来年の日本での演奏会の準備など、頑張ってマス。

昨日、家の隣の花屋さんで、ヒヤシンスを買ってきました。いい香り~
近所の友達の家にきれいなヒヤシンスがあったので、どこで買ったのか聞いたら、きみの家の下のお花屋さんだよ、というので早速帰り道に購入。2ユーロなり。3種類ほど色がありました。見るたびにどんどんお花が開いているのですが、これで全部咲いたらもう終わりなのかなぁ・・・

また、1年ほど前にそこで買った盆栽のような小さな木の植物が、どんどん大きくなってどうしていいか分からなかったので、家から持っていってアドヴァイスをもらいました。とてもよく育ってるから、そのまま同じようにするのが良いとのこと。春になったら、鉢に植え替えてくれるそうです!お花屋さんとうれしい交流でした。


まだまだビーチには海水浴や日光浴をしている人がいます、が、この日は波が高くて、ちょっと入れませんでした。波の写真をバシャバシャ撮ってみました。1メートルくらいの波がどんどんできて、きれいでした。自然って不思議。


こちらは最近、近所の目抜き通りを歩いていて出会ったストリートミュージシャンたち。すごく上手くて感動でした。近くで踊ってる小さな子どもたちがかわいかったです。

暖かいとはいえ、葉っぱは色づいて、スーパーではスイカやメロンにかわって、柿や栗が並ぶようになり、秋を感じます。今週末には冬時間になります!
 

2013年9月15日日曜日

我謝監督「311・ここに生きる」

昨日はバルセロナで、我謝京子監督のドキュメンタリー映画「311・ここに生きる」の特別上映会がありました。入場できるのは先着300人で、すでに満員が予想されていたので、上映30分前を目指して行きました。

18時から司会者のあいさつ、バルセロナ日本総領事によるあいさつ、続いて監督のあいさつがあり、上映前に監督からの2つのお願いで、まず1分間の黙祷、そしてこの映画の登場人物をぜひ私たち自身に重ねて観てください、と。最初の5分間は地震や津波の生々しい映像が続くため、そういうものに敏感・苦手な方や小さなお子さんは目を閉じるか一時会場を出てください、というアナウンスの後始まりました。

すごい迫力、被災者の生の言葉が続いて、あっという間の90分。本当にすばらしい作品、見に行ってよかった、これからも監督に頑張って続けていってほしいと思いました。

途中何度も涙が出ました。感情がこうして動かされるのは、監督がおっしゃったように、自分の人生と重ね合わせて、どこかですごく揺すぶられるからだと強く思いました。直接被災していない私たちは、自分の持ちうる想像力を最大限に生かして、思いを馳せないといけないと思いました。


上映後には、監督のお話と質疑応答があり、すごく良かったです。映画館の入り口には、映画に出てきた、被災者たちが作ったタオルの象さん「まけないぞう」と、監督のデビュー作品のDVD販売があり、早速一つずつ購入しました。

監督と。サインをいただいたDVDとまけないぞう。
会場は立ち見が出るほどの満員、100個のまけないぞうも完売。監督は、これからもお住まいのニューヨークから東北に通い続けられるとのことですが、昨日のバルセロナでの上映会のことをも、映画に出ている方たちにお伝えくださるそうです。皆さんは、「もう2年半たったから、きっと忘れられてるのでしょうね」と仰るそうです。

重く身に沁みる被災者の言葉の一つ一つ。それは監督が記者として取材に入ったのではなく、母であり妻である一人の女性として、そういう目線で人々と話し、まずはご自身について9・11の被災体験などを長く語った後に、ぽつりぽつりと少しずつ語られたものの集まりだということも忘れないでいたいと思います。

昨日の夜は、あまりに感情が揺さぶられたので、エネルギーを消耗してぐっと疲れて、もぬけの殻のようにボーっとしていました。思いがいっぱいで、言葉ではうまく言い表せないけど、とにかくよかったです。ぜひぜひ一人でも多くの人に観てもらいたいです。

2013年9月13日金曜日

リハーサル@Girona

コンセルバトーリ正面玄関(右の赤い方)

昨日は一日ジローナで、Tendres Fruitsのリハーサルでした。
リコーダーのアニアが通っていた音楽院のチェンバロをお借りしました。アニアはもうバルセロナに住んでいないので、毎回家まで来てもらうのでは移動が大変なので、時々ジローナで行なっています。

今回新しく組んだイギリスのプログラムは、サンマルティーニ、ヘンデル、コレッリのリコーダーソナタ、作者不詳のグラウンド(パッサカリアのようなテーマと変奏)など、18世紀中ごろにロンドンで出版された作品が中心です。以外にイタリア人など当時ロンドンで活躍していた外国人が多いですね。ソロでは、イギリス人作曲家Tomas Arneのソナタを弾きます。

1時間ほどのプログラムですが、いろいろな音楽的アイデアを二人で煮詰めていくと、どんなに時間があっても足りないくらいです。そういう時間は本当に楽しく、「あー音楽してる!!」って全身で感じます。

Calliope or English Harmony by Henry Roberts, London 1739
こちらはイギリスのメロディー集のようなもので、歌なのですが、下にはフルート用の楽譜があり、それをリコーダーで演奏します。当時有名だったメロディーは、こうしていろんな楽器で楽しまれていたのだろうと想像します。今回のプログラムのタイトル"The Passionate Lover"はこの中から取りました。

バル La Terra
ジローナ産牛肉、フィゲーラス産のトマトと玉ねぎ使用
お昼休みには、アニアが好きでよく通っていたという、自家製アンブルゲーサ(ハンバーガー)を出すバルへ。タイルの素敵な内装と窓の外に広がる川の景色が特徴的でした。居心地が良すぎておしゃべりが弾み、デザートにニンジンのケーキとロイボスティーをゆっくりいただき、とても長いお昼休憩となりました(笑)そのままシエスタ(スペインのお昼寝)ができたら最高でしたが、頑張ってリハーサルに戻りました。

ジローナには何度か来ていますが、演奏会やリハーサルなど、用事をこなすだけのことが多く、今回はちょっとだけですが町の中を歩くことができて、ジローナの顔をすこし覗けた気がします。





Tendres Fruits演奏会予定は、9月21日(土)、28日(土)、10月19日(土)です。詳しくは私のウェブサイトからご覧いただけます。

2013年9月10日火曜日

演奏会@Verdú

演奏会場のサンタ・マリア教会
先週の土曜日は、人口3000人ちょっとのカタルーニャのVerdúという町で演奏してきました。途中、雨に降られながら、バルセロナから約100キロほど内陸に入っていきました。 


開演が夜10時と遅かったので、現地到着が7時ごろ、9時までリハーサルをしてから、唯一開いていたバルで軽く食事をしました。

バルには演奏会のポスターが貼ってありましたが、人通りは全くなくてあまりに閑散としていたので、バルからの帰り道に、お客さん何人来るのかなぁ、誰も来なかったらどうする?なんて話していたくらいです。すかさず「僕がいるよ!」と突っこんでくれた夫にみんなで大笑いでした。

静まり返った教会で身支度をしていたら、だんだん人の声が聞こえてきて、なんと開演時には教会はすっかり埋まっていました!15年続いているオルガンフェスティバルは、やはり地元に根付いているのですね。すごい。

教会の右側の壁に置かれたオルガン
中古で購入したというドイツ製のオルガン。なかなか立派な音がしました。すごく久しぶりにペダルを使ったので、3つのソロの曲をさらった後は、ペダルの練習(というか手と足の動きを連動させること)に集中しました。たとえ全部で5音くらいしか出てこなくても、日ごろやりつけていないものを人前でするのはとても不安ですが、ハラハラドキドキ、うまくいきました!

オルガンの近くにあったきれいなタイル
今回のプログラムは、カタルーニャの作品を取り入れてほしいというフェスティヴァルからの希望で、私はCabanillesとAnselm Violaの作品を演奏しました。後者は恥ずかしながら聞いたことすらなかった作曲家ですが、スカルラッティをさらに簡素にしたようなギャラント様式のシンプルで楽しいソナタに出会うことができました。20世紀初頭のカタルーニャの声楽作品も取り上げ、なかなか面白いプログラムでした。来月はさらに遠い、ピレネー山脈の麓の教会で同じプログラムを演奏します。


バルのテーブルにあった、地元の夏祭りの冊子をペラペラしてたら載ってました!夜遅くに出かけて温かい拍手を送ってくれた聴衆のみなさんに感謝です。


2013年8月28日水曜日

バルセロナのアーティスト


先週の金曜日、バルセロナの中心街にあるアートギャラリーに行ってみました。
日本スペイン交流400周年ということで、日本人アーティストの作品が展示されていました。うち3人はバルセロナ在住とのことでした。



ライブのパフォーマンスもあり、面白かったです。
キントという小さな瓶ビールを勧められるままに飲みながら、そこに集まった人と外の道でおしゃべり。そしてその後は、このイベントに誘っていただいたアーティストのKoichiさんのお宅にお邪魔することに・・・



同じピソ(アパート)に26年住んでいらっしゃると聞いてびっくり!
広~い室内の大きなドア窓はすべて全開、家の中にいるけど半分外にいるような雰囲気でした。歴史を感じるアトリエで、素敵なジャズをバックにワインをいただいて、ひたすらいろんなお話を聞かせていただきました。夫と一緒でしたので、日本語とスペイン語が入り混じり、ピアノ・マンドリン・パーカッションで即興演奏を楽しんだりしているうちに、あっという間に地下鉄最終の時間になってしまい、2時にお暇しました。突然のうれしいお誘い、そして楽しい時間をありがとうございました。

今週は、ギャラリーで作品を見たばかりの日本人アーティストに偶然家の近くの道端で出会い、またギャラリーでパーフォーマンスをしていた女性もポブレノウに住むご近所さん!!素敵なご近所さんが増えてこれまたうれしい限りです。

まだ2年半のバルセロナ生活ですが、これからも多方面に交流を広げていきたいと思います。