2016年12月10日土曜日

スペインコーヒー初挑戦!


早いもので、あと1ヶ月でスペインに来て丸6年になります。

今まではずっとイタリアのラヴァッツァコーヒーを切れないように調達して、毎朝飲んでいましたが、先月初めてストックがなくなり、コーヒーのない生活をしていました。

もうそろそろこだわりを捨てて、こっちで美味しく飲めるコーヒーを探してみようと思い、今日やっと買って来ました!近所のバルで、コーヒーも売っていて、前から気になってはいたものの、実際に買ったことはなく、スーパーのコーヒーはやっぱりまともに飲めないしどうしようかと思っていた矢先。

イタリアのモカポット用にその場で豆を挽いてもらって、すごいいい香り!その後寄ったスーパーのレジでも、店員さんに「あら!コーヒーの香り!誰かしら?」って言われました。私です(笑)

家に帰って、台所に置いてあるだけでもぷんぷん香ってます!!
さて、明日の朝が楽しみだなぁ。250g4ユーロ。ラヴァッツァより少し高め。美味しいことを期待♪


2016年11月15日火曜日

焼き芋~



高級なきのこではなく、さつまいもです(笑)
よく洗って、アルミホイルに包んでオーブンで焼くだけで、甘い焼き芋の出来上がり。



日本のさつまいもより水分が多いので、ホクホクはしていませんが、甘くておいしいです。
包みをあけると、あの、焼き芋のいい匂いがします。

先週から引いてしまった風邪も大分よくなりましたが、まだいまひとつ。

今日のお昼は、週末に買った丸ごとローストチキンの残りを使って、白菜、ねぎ、人参、生姜で、野菜たっぷりチキンスープを作りました。

チキンを骨ごと入れて、おいしい出汁がでました。
これで完治としたいところです。

季節の変わり目、みなさんも風邪など召されませんように。


2016年11月7日月曜日

モーツァルトのレクイエムを歌う


先週末の土曜日、人生で初めてモーツァルトのレクイエムを歌ってきました♪
朝9時から受付開始、300人を超える一般参加者と、オルフェオ・カタラ、同青年・女声合唱団の有志が集まり、総勢約450人で10時から14時までリハーサルの後、16時からコンサートでした。

今季から新しく就任したイギリス人指揮者のSimon Halsey氏はユーモアたっぷりにいろいろな事をお話してくださり、4時間のリハーサルもあっという間に過ぎました。きっと、レクイエムを何度も歌ったことのある人も初めての人も、皆が充実の時間を過ごせたと思います。とても勉強になりました。

楽譜は当日に貸し出しがあったのですが、初めての私には到底ありえなかったので、前もって購入して譜読みをしました。音が取れないところ、テキストの口が回らないところ、音程を取るヒントになる他声部に印をつけたりと、初めての経験がたくさんでした。歌うって楽しいですね。

横で見ていた夫は、いろんなアドバイスをくれて、喧嘩になりそうになりつつも(笑)、一緒に歌って音取りに付き合ってくれたり、ユーチューブで見つけたガーディナー指揮のビデオと一緒に歌ったりしました。一度楽譜を開けると、2時間はあっという間でした。

こちらから、翌日のテレビニュースで取り上げられた映像が見られます。

昔から歌うことは好きでした。土曜日は夢のような一日となりました。これからも機会を見つけて歌えたらいいなと思います。



2016年10月31日月曜日

ナポリからバルセロナにやってきたチェロ奏者スプリアーニ

10月も今日でおしまいですね。昨日から冬時間になり、一気に日が短くなりました。
今月は新しいCDがリリースされ、月末にはスペインの3都市にて紹介演奏をしてきました。


Sala Atrium, Barcelona 2016.10.22

私も全く知らなかったイタリア人作曲家でチェリストのフランチェスコ・スプリアーニについて、CD冊子を参考に少しご紹介します。

まず彼の名前は、昔の手稿譜に4通りの表記がありややこしいのですが、その中で一番多く出てくる名前を選びました。1678年、南イタリアのバーリに近いConversanoに生まれ、その後ナポリで学びソプラノのマルゲリータ・メンケレッリと結婚、1708年から2年間バルセロナでカール6世のもと、レアル・カピッリャ楽団の第1チェロ奏者を勤めます。

時代はスペイン継承戦争まっ只中で、イタリア人音楽家と契約することは、カール6世のイタリアオペラ趣味に合うだけではなく、戦争相手フェリペ5世(ルイ14世の孫)に対抗する政略でもありました。

1710年にナポリに戻ってからは、1730年までレアル・カッペッラ楽団で、楽団長だったアレッサンドロ・スカルラッティなど当時を代表する作曲家と音楽を共にします。その後はリタイアし、1753年にナポリで没す。


Real Academia, Madrid 2016.10.25




Real Academia, Madrid

スプリアーニは史上初となるチェロ教本(Principij da imparare à suonare il Violincello)を書き、その中には12のチェロのためのトッカータがあります。トッカータという名前がチェロ作品に使われるのは他に例がなく、また、全トッカータにはスプリアーノ自身の手により、トッカータのディミニューションと通奏低音バスが後から付け加えられているのが興味深いです。

コレッリのヴァイオリンソナタ作品5のように、3行の5線譜に上からトッカータ旋律、ディミニューション、通奏低音バスが書かれています。



スプリアーニの作品だけを集めたCDはこれまでになく、今回の録音では、上述の12のトッカータから6曲、現在唯一残る器楽曲としてシンフォニアとソナタ、そしてカンタータ3曲を納めました。この企画を何年も前から温めていたという友人チェリストのGuillermo Turinaが手稿譜を求めてロンドンやナポリの国立図書館へ自ら足を運んで準備してきた深い情熱が、彼の紡ぐ音楽から伝わってきます。

こうして彼のプロジェクトに参加できたこと、そしてCDの完成をとてもうれしく思っています。世界初の録音となるカンタータ3曲とソナタなど、知られざる作品の数々を多くの方にお聴きいただければ幸いです。iTunesやアマゾンから、また日本での演奏会の機にはCDをご用意いたします。




2016年10月18日火曜日

ポルトガルでのコンサート


先週末はポルトガル、ポルトの近くの田舎町サント・ティルソでコンサートでした。


できたらオルガン2台を使ってほしいという要望にお答えして、Klop作のポジティヴオルガンで通奏低音を、そしてもう少し大きなオルガン(写真左)でスカルラッティのソナタを演奏しました。


天井も床も木目が美しく、とても響きの良い空間でした。
住民2万人の小さな町で、開演直前には雨が降り出したにもかかわらず、どこから集まったのかと思うほどに教会はお客さまでいっぱいになり、私たちのことなど全く知らないであろう人たちが演奏を聴きに来てくれたと思うと、とてもうれしかったです。


終演後には、子供たちがプログラムを持って、サインをしてほしいと来てくれたのが印象的でした。こういうときには、漢字でサインしています。みな興味津々で喜んでいました。

そして、教会の隣の牧師さんのお宅で、ポートワインと軽食をいただきながらお喋りが弾み、お開きになったのは0時過ぎでした。初めての土地で、初めて会う人たちの温かいおもてなしが心に沁みました。

ポルトガル語はなんとなく読めても、会話はほぼ全く分かりませんでした。発音はスペイン語とすごく違うんだなぁと思いました。



リハーサル前に少し町をぶらぶら。
昼食には赤でも白でもない、緑ワインと呼ばれる若い白ワインとともに、名物の鱈料理を楽しみました。

この辺りは雨が多いそうで、滞在中もほとんど太陽は出ていませんでしたが、一瞬日が差すこともありました



ポルトガルとスペインとの間に1時間の時差があるとは知らず、夜9時開演はスペイン時間の夜10時になり、かなり時差を感じました。いやはや何事も体験ですね。とりあえず無事に終わって良かったです。



2016年10月12日水曜日

はじめてのアクロヨガ

10月になり、すっかり秋らしくなりました。
今日は曇り空に雨降りで、いっそう寒く感じます。

さて、もう10日ほど前になりますが、メノルカ島でアクロヨガのコースに参加してきました。
友人のヨガの先生に率いられ、2泊3日、心身ともに充実の日々でした。



2日目からは体中が筋肉痛でしたが、その後体が回復していく感覚も面白かったです。いずれにしても、今でもエネルギーを感じます。


アクロヨガとは、ヨガ、アクロバット、遊び、の3つの要素が合わさったものだそうです。
上下2人組みになって、必ずもう一人、バランスを崩したときにすぐに手が出せる支え役も加えた3人で行います。



2日目の午後は、近くのビーチで野外クラスでした。
砂浜はぼこぼこしていて、床よりもバランスが取りにくかったですが、波の音を聞きながら、すばらしい開放感でした。


宿泊先は、大きな家に10人ほどが住む、興味深いコミュニティーでした。
自給自足を目指し、パーマカルチャーの原理に基づいた農業を行い、水の再利用など、いろいろなことを考えさせられた滞在でした。

カタルーニャ人をはじめ、スペイン、イタリア、フランス、ベルギーなどから、そのような生活スタイルに興味のある人々が集まっていました。

ベルギーから来た子連れのシングルマザー、マドリッド出身の元広告会社の営業マネージャーなど、本当にいろんな人がいました。



滞在を一日伸ばして、海水浴と2時間の島散策を満喫しました。



2016年9月19日月曜日

NIE更新手続き

最近雨が多く、一気に気温が下がって涼しくなりました。朝晩は寒いくらいです。

さて今日はスペインの滞在許可証(NIE)の更新手続きのため、5年ぶりに外国人事務局へ行って来ました。

Oficina de l'Extranjeria, Calle Murcia 42

事前にオンライン予約を済ませないといけないのですが、それがなかなか取れず大変でした。PCやスマホから一日何十回と試すのですが、一向に取れず、必要事項を全て打って最後に送信すると「現在予約は取れません」の繰り返し。

友人の紹介で、その辺に詳しい弁護士さんのところへ行き、提出書類について自分では調べきれないことや分からないことを、書き出して、聞いて来ました。

私の場合、結婚した場所がスペイン外なので、結婚証明書はイタリアの市役所でもらわないといけず、さらに証明書も2種類あり、またそれを翻訳や公印確認のアポスティーユをつける必要の有無など、弁護士さんに調べてもらってよかったです。

結局、結婚証明書はEstratto(抜粋)でよく、それはウィーン条約により複数の言語で書かれているので、翻訳の必要がありません。表はイタリア語とフランス語、裏面に他8ヶ国語で読めるようになっています。さらにアポスティーユをつける必要があるかどうかで、はじめ弁護士さんは必要があるといっていたのですが、私がかなりしつこく聞いて調べてもらったところ、結局、イタリアの結婚証明書もこのウィーン条約に入るということで、必要ないことが分かりました。

予約がなかなか取れないことも話し、平日の朝に挑戦するように(午後2時以降は意味がないとのこと)、また、最近水曜日に取れたから、水曜日がいいかもとアドヴァイスをもらい、まさしく、水曜日の10時半ごろたまたまやってみようかなぁと思ったら取れました!挑戦し始めてから2週間後くらいでした。

弁護士さんと確認した提出書類は以下の通り。(すべてコピーを1部用意、パスポートは全頁コピー)

・記入済み申請用紙EX19
・NIEのカード
・パスポート
・EU市民の配偶者のNIE
・同身分証明書(パスポートかCarta d'identita')
・結婚証明書
・Empadronamientoと同居証明(Convivencia)
・配偶者の前月の給料明細(Nomina)

これらを揃えて、行って来ました。
昔イタリアでは、まだ暗い早朝から外に並ばされ、中に入れてからも2時間列に並ぶというような悪夢の経験をしましたが、今は少しは改善されたのでしょうか。バルセロナは幸い、普通の時間帯の、自分の予約に指定された時間に行けばよく、中に入ってまず予約確認メールを印刷したものを見せて番号をもらい、待合フロアーの椅子にかけて待てます。

待合フロアーの画面に出てくる番号と音声アナウンスを逃さないように気をつけながら、待つこと45分で自分の番が来ました。13:10の予約で13:45に呼ばれたので、すごく長く待った感覚でしたが、実際はまぁまぁスムーズだったと思います。

自分の前に、自分と同じCの番号の人が20人近くいて、最初に番号が一人進むまで10分かかったので、そのときは3時間近く待つかもしれないと思いましたが、その後どんどん進んでよかったです。

窓口にいたのは10分足らずで、不備もなく、順調にステップ2に進めました。
同じような更新手続きをした友人らの丁寧なアドヴァイスに感謝です。このブログも少しでも誰かの役に立つかもしれないとの思いと、自分の覚書に。

順調に行けば2~3週間後に書類審査の結果OKが出て、次の指紋採取のための予約を取ります。そのアポイントから約1ヶ月で新しいカードができるハズ、という気のなが~い話であります。
スムーズに行くよう願うばかりです。

おまけに花火の写真。昨日まで10日間ほどポブレノウの夏祭りでした。最後の締めくくりの花火がビーチで15分ほどありました。街中でもちらほら花火が。



夏祭り中、うちの寝室のすぐ下で野外演奏会が計4夜行われ、寝られないので、友人宅に避難させてもらいました。本当に助かりました。

14階の友人家族のピソからの眺め。



2016年9月12日月曜日

夏休み明けの新学年



今朝は久しぶりに登校する子供たちと送りの親御さんたちで、家の前の広場が賑やかでした。子供たちは6月中ごろから約3ヶ月の夏休みでした。

エスムックも9月1日から学校が開き、いわゆる始業は14日。同じ頃に、マスターの学生の修了演奏会があり、ヴァイオリンと歌の2人の伴奏をするので、先週からそのリハーサルと練習をしています。

先日は、ピアノを教える学校の財団のパトロンであるイギリス人のお宅に呼ばれ、昼食会がありました。カタルーニャの小さな村トルデラに1961年から在住とのこと。流暢なカタラン語を話され、世の中いろんな人がいるなぁと思った長閑な午後でした。



きれいなお庭


広いテラスであっという間に3時間が経ちました

庭で採れたばっかりのいちじくが美味しかったです


晴れた日には、モンセラの山とピレネー山脈が見えるそうです。いやはや素晴らしい眺めでした。昼食会の後は、学校のレセプションに勤めるエンマさん宅にお邪魔して、農業をしているという広い土地と、豚や鶏、ぶどうなどを見せてもらい、新鮮な卵をいただきました。卵かけご飯ができます


2016年9月2日金曜日

マインドフルネス静寂の5日間



静寂の5日間から普通の生活に戻って、今日で3日目になります。
いろいろな気づきや発見のある、長いようで短い、大変充実した貴重な時間でした。

60名近い参加者が全国から集まってスタート。
精神的、物理的静寂を保つため、5日間はスマホ、コンピュータやタブレット、本などの読み物や書くこと、そして会話のない生活です。アイコンタクトも極力避けます。

こうした極端に刺激の少ない中で、連日6時半から22時まで、計8時間瞑想しました。私は正直、普段からそんなに瞑想をしたことがなかったのですが、自分でも驚くほど苦痛もなく、長い時間瞑想することができました。静寂の中で、自分の心にあるもの、頭によぎるものを第3者のように眺めて観察する(批判や判断、分析などは避けます)という作業はとても興味深いものでした。

スペインのバスク地方出身の先生は、生物学者で精神科医であり、MBAもお持ちという経歴に思わず頷くように、毎日1時間のお話はご自身の体験談を交えながら、ユーモアたっぷりでとても面白かったです。マインドフルネスが生み出された、マサチューセッツ大学メディカルセンターでマインドフルネスを学ばれています。


まだ暗い起床時

不思議と眠気を感じることはなく、10時過ぎには寝て6時起床のリズムでした。食事はベジタリアンで、来る日も来る日も野菜、野菜でしたが、なかなか美味しかったです。チーズやヨーグルトなどの乳製品と卵はありました。アルコールはなしです。


瞑想していた大きな部屋
8時間の瞑想といっても、もちろん途中で食事や自由時間があり、その他毎日1時間のヨガと、先生のお話があったので、最大でも同じ姿勢で続けて瞑想したのは1時間でした。大体30分ごとに、座っての瞑想と歩きながらの瞑想を交互にしました。




気持ちのよい広い庭は、歩きながらの瞑想でゆっくりと芝生を踏んだり、暖かい舗装を感じたり。山に籠もって、というほどではないですが、外界とは遮断され、緑の豊かな環境でした。キリスト教の施設で、修道女の方々が住んでいました。

精神が静まった状態だと自分や周りへの意識が高まるので、パサッと大きな葉っぱが木から落ちてくる瞬間に出会ったり、一面影だった地面に突然木の陰が絵のように浮かび上がった瞬間に太陽と雲、そして宇宙の大きさを感じて、感動したりしました。



早朝の写真以外は全て、静寂が始まる前か後に撮ったものです。よく鳴いていたセミも見つけました。日本で見るものより薄い色で、随分小さな体でした。

この体験で味わうことのできた心の平穏や様々な気づきを忘れずに、なるべく持続していきたいと思います。ぜひ行きたいと誘ってくれた夫に感謝。これからも人生はずっと冒険です。


2016年8月24日水曜日

韮崎大村美術館を訪ねて


日本滞在最後の2日間は、両親と山梨へ行って来ました。
まず行ってみたかった韮崎大村美術館へ。館長の大村智先生がノーベル賞を受賞されてからは大変混雑していたそうですが、今はかなり落ち着いているように見えました。

先生が生涯集められた作品が展示され、その多くは女性の作品だったのが印象的でした。それぞれの画家のプロフィールがあり、個人的にはパレルモ出身のイタリア人彫刻家と結婚して、今から100年以上前にイタリアへ渡った画家ラグーザ玉さんにとても興味を持ちました。



2階の展望室からは、美しい眺めをゆっくり楽しみました。台風の合間をぬって晴天に恵まれました。母の中学時代の恩師である、大村先生のお姉様にもお会いすることができ、貴重なお話をお聞きして、生家も見せて下さいました。とても和やかな時間を過ごすことができました。



美術館に隣接する蕎麦処では、大村先生お墨付きの甲州名物「おざら」を初めて食べてみました。一緒に煮込めばほうとうですが、別々にして冷たいほうとうの麺を熱いつゆにつけて食べます。おろし生姜をたっぷり入れて、具沢山のつゆがとても美味しかったです。



美術館の裏に少し入ると、こんなトトロのでてきそうな景色でした。

その後は、近くの甘利山を散策しました。駐車場からは30分ほどで頂上まで登れるので、特に山の準備はしていませんでしたが、気軽に楽しめました。




初夏にはレンゲツツジが一面に咲くことで有名のようです。
この時期でも、高山植物がたくさん咲いていました。富士山も少し顔を出してくれました。

河口湖畔からは、夕焼け色の美しい富士山を見ることができました。



翌日はお墓参りの予定でしたが、台風が近づいてきていたので、諦めて早々に帰ってきました。高速道路から祖父母に挨拶しておきました。

2016年8月14日日曜日

8月@日本

8月3日より日本に来ています。
11日には第8回木楽の家コンサート「17世紀イタリアの巨匠たち」を開催しました。ご協力いただいた皆さま、そしてご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました。



久しぶりの440のミントーンで、初期バロックを存分に楽しむことができました。
偶然にも、モンテヴェルディ、フレスコバルディ、ピッキの3人の作曲家は没年が1643年で、新たな発見もありました。私にとっては、フレスコバルディの序文を読み直す良い機会となり、この時代の演奏におけるバイブルだなぁと改めて思いました。

プログラムの途中では、チェンバロの調律をフラットからシャープへ2音変更したのですが、その際にミントーンの特性などをお話しながら実際に音を変えるところを見ていただき、お客様にとっても興味深い体験になったようです。


そして、今週19日(金)は、第9回「ヘンデル:リコーダーとチェンバロによるバロックソナタの響き」です!
まだお席がありますので、ご予約承ります。どうぞお運びください♪