2013年6月17日月曜日

裏から見たモーツァルト

来月5日の演奏会に向けて、ラストスパート中です。
バッハからモーツァルトまで、チェンバロとフォルテピアノで演奏するのですが、フォルテピアノでソロ演奏をするのは日本では初めての経験になります。

今思えば、モーツァルトはピアノ時代に一番好きな作曲家でしたが、約10年のブランクの後に、フォルテピアノで再会。そのブランクの間に、バロック時代のレパートリーを勉強して、バッハとモーツァルトの間の作品群に出会い、まったく別人のモーツァルトに出会ったような感覚です。

昔は正面からだけ見ていたモーツァルトを、今は裏や横から見ているような不思議な感覚。
バッハとモーツァルトを弾いていたときには見えなかった繋がりが、バッハの息子たちやその他の作品を経て、見えてくる気がします。

まさしく、そんなプログラムが次の7月5日の演奏会です。

 
今回初めて挑戦するクリスティアン・バッハのソナタは、1楽章は古典派寄りですが、2楽章はまるでスカルラッティ!のバロックを思わせ、本当に面白いです。

モーツァルトの最終楽章のアレグレット・グラツィオーゾは、モーツァルトがふざけているような光景が目に浮かびます。昔持っていたイメージとは違う、ドラマチックなモーツァルトを表現したいと思います。

どうぞみなさま、聴きにいらしてください!お待ちしています。

詳しくは、私のウェブサイト、又は小金井音楽談話室のページよりご覧いただけます。
私のほうでもチケットご用意しておりますので、必要な方はご連絡ください。
 

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