2011年10月22日土曜日

ティビダボの丘

先週末のことですが、バルセロナの街のすぐ後ろにあるティビダボの丘に行ってきました。

本当は、その近くにあるコスモカイシャ科学博物館に行くつもりで家を出たのですが、出発がだんだん遅くなったうえ、行くのに思ったよりも時間がかかり、せっかく入場するならまたゆっくり来た方が・・・なんて思いながら博物館に向かうつもりで乗った古風な路面電車は、私たちの予想に反して斜面をどんどん上っていき、博物館を通る気配もなく、じゃぁこのまま乗っていたらきっとティビダブに行くんだ!ということで、一気に予定変更して、ティビダボの丘に到着したのでした。

とってもレトロな路面電車
路面電車の終点、後ろに見えるのがティビダボの丘です
ここから更にケーブルカーに乗って丘の頂上へ
怖いくらいにただただまっすぐ登っていき、頂上に無事到着。
ケーブルカーを降りると、どーんと大きな教会が待っていました。

ティビダボ大聖堂
大聖堂のほか、小さな遊園地もあり、子連れの家族やカップルでいっぱいでした。
昔懐かしさに屋台で綿あめを買ってしまった私たち(厳密には夫です^^)。ちびちび食べながら大聖堂へ上ってみました。

バルセロナの夜景が美しかったです
記念に一枚
大聖堂のてっぺん
バルセロナの街から夜空に見えていたのは、この金のブロンズでできたキリストでした。
標高500メートルで日が落ちた後はとても寒く、8時15分の最終の一つ前のケーブルカーで降りてきました。

2011年10月21日金曜日

来た来たBicing!


昨日、待ちに待ったBicingのカードが送られてきました!
申請後10日で届くはずのところ15日かかりましたが、うれしいです。

このBicing(ビーシング)は、バルセロナ市内の公共自転車システムで、ロゴにバルセロナの略字も入っていてなかなか素敵。

街中いたるところに公共自転車が置かれている駅があり、それぞれ30台ほどあります。
どこでも好きな駅で自転車を取って、どこの駅でも返せます。

使用料金は年30ユーロで、一回の使用30分まではこの値段に含まれます。30分を過ぎると、その後2時間までは(うろ覚えですが確か)1時間0,60セント、それ以上は罰金で1時間いくら、など決まりがあるのですが、続けて30分以上乗ることはほとんどないですし、必要であれば一度返して、10分待てばまた利用できます。

バルセロナに来て以来、見かけるたびに、いいなぁ~、私もあのBicingのロゴ入り自転車でバルセロナの街を自由に移動してみたいなぁと思い、ひそかな憧れでした。

早速ウェブからカードを有効にする手続きをして、今日、自分のカードで最寄駅から家まで乗ってみました!運の良いことに、家から見える近さにBicingの駅があるので、とっても便利です。

2011年10月18日火曜日

秋ですね


日中は24度ぐらいまで上がり、太陽の下はまだ暑いくらいのバルセロナですが、さすがに朝の空気はひんやりしてきました。

スーパーでは、これまで毎日並んでいたスイカ、そしてメロンが消え、最近はぶどうや柿、栗が出てきました。さっそく柿を買ってみましたが、とても甘くておいしかったです。

今日は、新しいアンサンブルの顔合わせに行ってきました。
夏のあいだ、家探しや引越しに追われ、また世間のヴァカンスの時期も重なり、7月の演奏会が終わってからは、私もヴァカンスモードでしたが、またこうして声をかけてもらい、楽譜をたくさんもらって、練習やリハーサルができるのは、とてもうれしいことです。

リコーダー2本にガンバ、テオルボ、チェンバロのアンサンブルですが、どんな音楽が生まれるのか、来週のリハーサル初回が楽しみです。

2011年10月12日水曜日

今日はスペインの祭日

今日10月12日はスペイン国家の祝日Fiesta Nacional de Españaです。

平日だと朝9時ごろ、家の前の広場は子供たちと保護者でいっぱいになり、騒々しくなりますが、今日はし~んとしていて、朝から祝日の雰囲気を感じます。

その静けさと、あらゆるお店やレストランのシャッターが閉まっているのを見て、あっ!今日はお店が閉まっているんだった。あ~、昨日スーパーで買い忘れた、というか、明日来れば新鮮なものが入るかもしれないと思って買わなかったものがあるのですが、そうでした、休日でした。うっかりしたなぁ。
でも、こういうとき、パキスタン系のミニスーパーは開いているので、行ってみます。

広場の向かいには学校があり、先月の半ばから新学年が始まりました。
子供たちはみな小学校の低学年くらいに見えるので、小学校にしては大きな子がいないし、幼稚園児にしては大きすぎるような気がして、いまだ、どんな学校なのか不明^^;
今度、入り口に名前がないか、見てみます。

登下校時の広場
ところで、朝9時登校は遅めですよね。
イタリアでは朝が早く、中学生は午後1時ごろには下校して、家に帰ってお昼を食べるというリズムがとても新鮮でした。学校から帰っても、まだ一日の半分が残っているのは、悪くないと思います。
ちなみに向かいの学校の下校時間は、午後4時半。これも、遅めのような気がします。
スペインはなんでもゆっくりなのかな。

さて、夫は祝日なのに、片付け仕事があって会社に行ってしまったので、私も翻訳の仕事をぼちぼちと片付けます。本当は、夫も在宅でできたのですが、あいにくコンピュータを修理に出していて・・・ 一緒にオフィスで仕事しようか、と誘ってくれたので、午後からは私もコンピュータを持って、行ってきます。

2011年9月29日木曜日

木曜日はパエリア


ここバルセロナでは、木曜日はパエリアの日らしく、どこのお店でも木曜日の日替わりランチのメニューにはかなりの確率でパエリアが登場します。

今日は、ついに1ヶ月越しで取れた移民局の予約の日で、1ヶ月待つうちに期限が切れてしまった結婚証明をイタリアで取り直し、国の指定する専門家に再度スペイン語翻訳してもらい、その他の書類を揃えて行ってきました。

予約時間の少し前に到着すると、まず番号をもらい、すぐに呼ばれて予約確認の後、更に番号をもらって待つこと1時間強。自分の番がやってきて、少々緊張しながら指定された番号の机に行くと、女性スタッフが対応してくれ、順に必要書類を聞かれるままに出して、一つコピーがなかったものを急いで夫に外でコピーしてきてもらった以外、すべて順調に手続きできました。

約1ヶ月でカードができて、郵送される受け取りの案内で指定された場所に取りに行けばよいとのこと。それにしても、情報のいい加減さには辟易。正規の政府のサイトを熟読して、落ちがないように必要書類を揃えたのに、実際に言ってみると、パスポートのコピーは写真のある重要ページだけでよく(サイトには、全部のコピーとあった)、3枚の顔写真は1枚でよく、逆に、必要書類に全く書かれていなかったものの提出を求められる始末。

幸い、これまでの実体験から学んだ教訓で、書かれていなくても必要になるかもしれないと思われるものは全て持っていったので、問題ありませんでしたが、情報の曖昧さに心配になってやっぱり一緒に行くと言ってくれた夫の持ち物まで念入りに考える余裕はなく、一つ夫が持ちあわせなかった書類がありましたが、仮の書類に記入することでOKでした。

昔ミラノで滞在許可証の手続きに毎年行ったのは、いわゆる警察で、何事もすべてピストルを携帯する警官相手だったので、すごく理不尽な経験もしました。数年前からイタリアでは郵便局の窓口で手続きできるようになり、受け取りだけ警察に行くようになっています。

バルセロナの移民局は、入り口で荷物検査をする警備員以外は全員私服で、話し方や対応の態度からどうも一般人が業務をしている感じでした。威圧感がなく丁寧で、時折笑顔で普通の会話をしながらの対応がうれしく、ホッとしました。

無事手続きが終わってちょっと乾杯したい気分で、ランチでは私はビールを頼み、パエリアの前にアスパラガスのスープ、食後のコーヒーで、10ユーロでした。外テーブルはサービス料が追加されますが、まだ寒くなく、きれいに晴れ上がった青空の下での食事は気持ちいいです。


さて、今夜は9時から、夫が参加している演奏会のゲネプロを聴きに行きます。
プログラムは、プロコフィエフの交響曲第1番とアレクサンダー・ネフスキー、カタルーニャ出身の作曲家モンサルバーチェの「カント・エスピリチュアル」。どれも初めて聞くもので、楽しみです。

2011年9月27日火曜日

食後のお茶


ヨーロッパでの生活も13年目に入りましたが、こちらではじめて急須と湯のみで緑茶を飲みました。

こういう、日本では普通のことが、海外では妙に美しく感じられます。
塗りのお盆、木のやさしい感触、和食器の美しさと温かさに、お茶の味も一層おいしく感じました。日本の美ですね~

結婚を機に、日本からお鍋セットや食器類、カップなど、いろいろ分担して持ってきてくれた家族に改めて感謝です。

それにしても、日本の2つセットのお箸や湯のみなど、大きさと色から、しっかり男女が決まっているのは面白いですね。同じ量を入れれば差別にはならないし、確かに手の大きさに合って理にかなっていると思えば、それはそれで納得。

羊羹かなにか、ちょっと甘いものがあればもう言う事なしだったのですが、残念ながらここはバルセロナ^^; もちろん、日本食材を扱うお店に行けば買えますが、わざわざそこまでして食べたいとも思わないんです・・・冬に日本で食べることにします。

そういえば、最近スーパーでゴーヤを見つけて、夫が笑顔で「あ、あれ苦い野菜だよね?」と興味ありそうに言うので、へーこんな野菜知ってるんだぁと、内心ちょっと感心しながら一つ買って来たのを、今日ゴーヤチャンプルにしてみました。


あいにく豆腐がなかったので、豆腐なしで作りましたが、日本の味がしました~

2011年9月26日月曜日

メルセ祭り

毎年9月末に行われるバルセロナのお祭り「メルセ祭 La Merce'」。
音楽院の交換留学でバルセロナにはじめて来たのが、2年前のちょうどメルセ祭の週末でした。

イタリアに週末帰っていた今の夫が親切にもメールでメルセ祭のこと、花火がきれいだからぜひ見に行ったらいいと勧めてくれて、一人でメトロを乗り継いで花火を見に行きました。

さて、今年は日曜日に夫が出た演奏会を聴きに、カタルーニャ広場へ行ってみました。
今年はオルフェオ・カタラ合唱団の120周年で、それを記念した演奏がありました。

広場に設置された舞台
美しいアカペラやマーラー、ハイドンの作品など
終演後、帰り道の途中で偶然遭遇したコッレ・フォク!走れ火よ!という、噴出す花火を持って走り回り、その火花の下をさらに人が走る、すごいものでした。

あとは、手作りの恐竜が火を噴いて道を練り歩き、その周りで人びとが太鼓を叩きまくり、まさにド迫力。

こんな恐竜
火を噴く恐竜たち
これを持って走りまわります。近づいてくると、見物人たちが若干後ずさり・・・
煙が充満して人びとに埋め尽くされたライエターナ通り   

2011年9月22日木曜日

バルセロナ~ピアチェンツァ2000キロの旅

先週末、引越し用にバンを借りて金曜日にバルセロナを出発、土日は荷造りと積み込み、そして月曜夜にバルセロナに戻るという計画を立てて、無事、往復2000キロの車の旅をしてきました。

イタリア生活を引き上げた時から夫の実家に預かってもらっていた私の荷物の全てが、ようやくスペインに到着しました!さらには実家に残っていた夫の洋服なども持ってきたので、現在我が家は段ボール箱だらけ。毎日少しずつ整理整頓するしかないですね・・・

楽譜などもきちんと本箱に落ち着いたら、チェンバロのレッスンも始めたいと思っています。
ご希望の方、随時ご連絡お待ちしています!

さて、なが~い道中に撮った写真です。

フランス:晴天に恵まれドライブ日和

松の木の下でお昼休憩、木の下で気持ちよくピクニックできるように良くできています
ニースの近く
フランス最後の休憩、夕日に包まれた海
このあとイタリアに入るともう夜でした。
以下は、帰り道。

イタリア:ピアチェンツァから2時間ほどでジェノヴァの海が見えてきました!  
美しい海岸がトンネルを抜けた瞬間に!夫の横顔入りで失敬
フランス:ぶどう畑がたくさんありました(こちらは私が反射してます^^;)