2012年2月22日水曜日

保険証と社会保障番号

バルセロナ生活も1年が過ぎましたが、色々と知らないことがいっぱいです。

イタリアでは、結婚してから国民保険制度に加入して、担当の家庭医がいます(まだお世話になったことはないですが)。この保険証は、全てのEU加盟国内で有効なものです。

イタリアの保険証で、これまで夫もスペインの医療サービスを受けてきたので、それがあれば問題ないと思っていたのですが、最近、それは基本的に救急においてのみ有効で、それで家庭医を持ったり、最寄の保健センターで診療してもらったりはできないことが分かりました。よく考えれば当たり前のことですが、スペインではスペインの国民保険制度に加入して、スペインの保険証が必要になるということです。

やはり家庭医にいつでもかかれる方が安心だし、その権利があるのならぜひ手続きしようと思い、必要な情報を調べて、一次医療サービスを提供している最寄の保健センター(CAP, Centro de Atención Primaria)や、社会保障公庫(Tesorería general de la Seguridad Social)に出向いて、少しずつ手続きをしています。

今朝は、社会保障公庫の窓口で、社会保障番号も入手しました。これは、スペインで正規に働くときに必要になるものです。

明日は保険証を取得するために必要な書類をもらいに、住む地区ごとにある管轄の市役所機関へ行き、明後日は書類をそろえて保健センターで手続きできる予定です。

何事もはじめての経験ばかりですが、少しずつやっていこうと思います。

先週末、海に浮かぶカイトサーフィンやヨットがきれいでした

2012年2月19日日曜日

カルナヴァル

2月の後半、バルセロナもカーニバルのシーズン真っ只中です。
土曜日には私たちの住むポブレノウでもパレードがあり、奇麗に飾り付けられて大音量で音楽を流す車と共に、仮装した大人や子供たちでいっぱい。


私たちは普段着でしたが、仮装した人たちを眺めているだけでも楽しかったです。


あんまりかわいいので、写真を撮らせてもらいました!


こちらは、シンプソン一家と一緒に一枚。お父さんのお腹がナイスでした!

カルナヴァルの時に食べるとスペイン語の先生が言っていた、ブティファッラ(ソーセージ)をぜひ食べようと、今日はブティファラが本日のメニューにあるお店を見つけて、ランチをしました。お腹がいっぱいすぎて、夕飯はパス。



初めて入ってみた、ポブレノウ通りにある小さなお店。
落ち着いた店内で、プリモの海鮮フィデウア(短くて細いパスタ)も美味しかったです。

2012年2月14日火曜日

スペイン語を始めて1週間・・・

学校からの帰り道
大寒波のさなか、先週スペイン語のクラスが始まりました。
バルセロナ出身の先生はとても話し上手で役者さんのように面白く、すぐに気に入りました。同じクラスにいる2人の日本人とは初回のクラスの後にお茶をしました。

バルセロナではほとんど日本人との交流がなかったので、こうした出会いもとてもうれしいです。また学校の図書館には各国の新聞があり、朝日新聞の国際版が読めるのもうれしいです。

授業では先生の話をたっぷり2時間聴けて、書くのは少し。
家でちょこっとした宿題をこなすのも励みになります。
そして驚いたのは、クラス専用のブログがあり、先生が時々更新して、そこで宿題をコメント形式で提出したり、授業で使ったプリントやビデオなどが見られるようになっているんです!
これには時代を感じました。早速夫がPCでスペイン語版のキーボードを使えるように設定してくれました。自由自在にちゃんとしたアクセントが付けられて快感(笑)

いつもの反対側から眺めたバルセロネータ
毎日楽しくて張り切って通ったはよいよい、4日目の木曜日には風邪を引いてダウン。すごく寒かったのに加えて、偶然その週は連日午後にはリハーサルが入っていたので、体がついていきませんでした・・・トホホ。10年ぶりの高熱でした。

すると今度は週末から、市内でガスが不通になり、丸一日、二日経っても戻らず、シャワーやガス台が使えず、不便な思いをしましたが、ようやく今日三日目は、ほぼ普通に使えるようになりました。

どうやら、ガスのチューブに水が入ったのが原因で、私たちの住むポブレノウは一番被害の大きな地区だったそうです。至るところのコンクリートが掘り返され、夜じゅうドリルの音があちこちで響いて寝られなかった夜がありました。昨夜、リビングの真下で作業が始まった時にはあまりの騒音と地響きで、気分が悪くなりましたが、ようやく夜11時過ぎに終了、やれやれです。

夜を徹してのお仕事、寒い中ご苦労様です
広場にはガス会社の車が何台も
いろいろあった1週間でしたが、今週はまた元気に駆け出しました!
みなさんもご自愛ください~

2012年2月1日水曜日

寒い寒い!!

ここに来てバルセロナも寒くなり、今日から明日にかけては雪マークです。
そして土曜日には-4から2度の予報!さすがに鉢植えの植物たちを室内に入れた方が良さそう。

さらに驚くのはミラノの予報で、すでに各地で雪が降っているようですが、週末にかけてどんどん気温が下がり、今日も最高気温0度のところ、週末には最低気温が-10度、最高気温も零下というすごい寒さです。11年のミラノ暮らしでも経験のない記録的寒さです。

私の誕生日から3日経ちましたが、母がよく「あんたは一年で一番寒い時に生まれたからね~」と言っていたのを身にしみて実感しています。

誕生日は3日違いの夫と合同で、中華レストランで友達を誘って夕食会をしました。


バールでDJの仕事があって先に帰ったステファノと、一人顔が隠れてしまって見えないのですが、総勢15人で賑やかに食べて飲みました。赤いラベルの小瓶はスペインビールEstrellaですが、この瓶のたまり方が実にスペイン的です。私は中国のチンタオビールの方が好きですが。

この日にいただいたプレゼントです。


植物は後で調べたら玉珊瑚というようです。唯一日の当たる窓の外に鉢を置けるように、夫がガードを付けてくれたので、これで落ちる心配もなくなりました。もう一つはきつねの親子のパズルです。オランダ製で、色がとってもおしゃれ。紙でできていて、ジグソーパズルのような材質です。さっそく組み立てて飾りました。


そして壁掛け時計。時計は台所にしかなかったので、リビングに。家に普段から出入りしている友達は、家に何があって何が無いか知っているので、とってもありがたいです(笑)
また一歳年をとって、ますます充実した一年にしたいと思います。 

2012年1月28日土曜日

抽選通りました!!

今日のバルセロナはどんより雨ですが、うれしいお知らせです!
先日レベルテストを受けてきた語学学校の更なる抽選に通り、希望のコースに通えることになりました。

この学校(EOI)は、スペイン語やカタロニア語のみならず、欧米の言語各種をはじめロシア語や日本語まであり、私の通うスペイン語だけでも5つのレベル、全部で16クラスもあります。私はレベル2になりました。

早速来週の火曜日に申し込み手続きに行って、授業料を払ってきます。
ちなみにお値段は、月32時間x4ヶ月で、180ユーロと魅力的です。さすが公立。
よく確認しないで受けてしまいましたが、なんと授業は週4日(月ー木)、各2時間で、かなりみっちりです。10時と12時があり、10時からの方に行ければいいなと思っています。

語学学校に通うのは、イタリア語を勉強していたとき以来なので、12年ぶりです!
新たな目標ができて、日々のリズムもできて、練習などにもメリハリがつきそうです。

授業開始は2月6日。 4ヶ月間、頑張ります!

2012年1月27日金曜日

良い一日でした

午前中は、学校のフォルテピアノでシューマンのリードの練習とリハーサルをしました。
ピアノの感覚に少しずつ慣れながら、新しい世界を満喫しました。

そして今日は夫の誕生日でした。
夫の大学仲間とともに、家の前の広場にあるアルゼンチンのお肉が専門のレストランにてランチ。美味しいワインとお肉を堪能しました。

プレゼントはこれといった物もすぐには思いつかず、お店をぶらぶらする時間もなかったので、リハーサル帰りに友達のアイデアを借りて、ケーキと数字のろうそくを買って、レストランで最後に出してもらうようにしました。サプライズでなかなかうまく行きました!


そして17時からは、、リセウ大劇場でC.ルセが振るフィガロの結婚のゲネプロを見てきました。
今朝突然にチケットをいただけることになり、ちょうど予定もなくラッキーでした。

実はこの公演のチケットはすでに購入済みで、来週の月曜日に夫と観に行く予定だったのですが、その席は視界が100%ではないので、今日はじっくり良く見られ、また本番では見られない、録音スタッフや一番前の席で楽譜を見ながらチェックしていた人など、改めてオペラができるまでの膨大な仕事の一部を垣間見ることができ、とても興味深かったです。

3時間半の鑑賞の後は、一緒に行った友達と何か飲んでいこうか、ということになり、彼らの知っているメキシカンのお店で、Mojito(モヒート:ラムベースのカクテル、ライムとミントと黒砂糖たっぷりで爽やかです)とおつまみなど。

帰りは、みんなで30分ほど自転車で帰ってきました。
夜の海辺もなかなか静かで、冷たい空気が気持ちよかったです。

とっても充実した一日でした。

2012年1月26日木曜日

語学学校


昨日は、まじめに緊張して!起きて、10時からレベルテストを受けてきました。

前日に、綿密に行きかたを調べて、バスで行くのが一番良さそうということに。
でも実際バス乗り場で待っても待ってもなかなか来なくて、13~16分毎に来るはずのところ16分待っても来なかったときには一瞬不安がよぎりましたが、その後ようやく来ました。

学校に15分前に着くと、スペイン語の7階は階下から続く長蛇の列が!
あぁ、これは到底時間通りには始まらないな、と思いながら並び、30分以上たってようやく自分の番が来て、受付を済まして、さらに別のスタッフのところに行き少しスペイン語で会話をしてから、解答用紙と受験場所の指示が書いてある紙をもらい、教室へ移動。

必要事項を記入して、さらに30分ほど待って、教室の机が全部埋まると、晴れて試験開始。
ヒアリング10分(15問)、文法35分(85問)、作文15分、の3部から成る1時間の筆記試験でしたが、あぁ緊張しました。そしてやはり難しかった!
もちろん、全てのレベルをカバーするテストだから、きちんと勉強したことのない私にとっては難しくて当然ですが、35分で85問は全く無理でした。最後の25問は残念ながら手をつけられず。

そして気になる「この先」について終了後に質問してみると、今日の試験結果には全く関係なく、さらなる抽選で通った人がそれぞれのレベルに振り分けられて、コースを受けられることになるという説明。なるほど、やっぱり今日試験を受けた何百人もが全員入学できるわけじゃないんだ。

うーむ、でもそれなら1回の抽選で定員数を選んでからレベルテストをしてもいいのではないか、とか、受け付けで渡せば済むはずの解答用紙などを、わざわざ一人数分ずつ会話させてから他のスタッフが渡す、など、ちょっと怪しいと思ってしまったのは、私だけだろうか・・・?
私の思うには、まず試験結果からレベルごとに分けて、定員を超えるクラスについては抽選で決める、ということだと思うんだなぁ。 だって、そんなに居ないであろう上級者が、抽選でみんな振り落とされちゃってクラスが成り立たない、とかじゃ学校としては困るじゃないですかねぇ。
いずれにしても、持ちうる能力を発揮して、勉強したい意欲は伝えられたと思います(笑)

こうなったら、静かに抽選に通ることを祈るのみであります。
結果は2日後に発表です!
 

2012年1月24日火曜日

ピクニック


日本はすごい雪に見舞われていますが、バルセロナはなんとこの時期でも日中15度くらいになります。

少し前に、夫の仕事場のすぐ近くに、緑とベンチがある中庭があることを知り、お天気のいい日には二人分のお昼を持って、お日様の下でピクニックをしています。

私は大体本を持って行って、食後に読んだり、または海辺まで行って本を読んだあとに海沿いを歩いて帰るのが好きです。先日は、バトミントンも持っていって、気持ちいい汗をかきました。週に何度かしたら、健康的なリフレッシュになりそうです。

今週は、ついに市営の語学学校で外国人のためのスペイン語のコースを始めることにして、明日、レベルテストを受けてきます。バルセロナに住んで約1年になりますが、いいかげん、きちんと学んで、自由に話せるようになりたいと思い、地元の音楽友達が教えてくれた学校に申し込んでみました。その彼女は確かドイツ語を勉強していると言っていました。

市営のためか抽選で選ばれるらしく、すぐに入れるかは分かりませんでしたが、市内2箇所の学校に優先順位を付けて申し込んだら、第一希望の家からより近い方に行けることになったようです。まずはテストを受けて、いったいどんなクラス分けがなされるのか、楽しみです。

同じスペイン語のクラスのレベルテストを受ける人のリストには、なんと700人以上の名前が並び、そこに自分の名前があったのはいいものの、内心ちょっとビビりました。まさかこんなにいるとは。

ま、どうなることやら、やってみます。