今月できたばかりのバルセロナの「アジア合唱団」で歌い始めました。
アジアの歌を原語で歌うのが目的で、プロ・アマ問わず、超多国籍の歌好きが集まった80人ほどの合唱団です。スペイン人は全体の2割くらいかなぁ。
練習は毎週月曜日の夜8時から9時半で、夫もちょうど来られる曜日だったので一緒に参加しています。昨日で3回目でしたが、これまでに、韓国、中国、日本の「さくら」、そしてアジアではないですがプッチーニの蝶々夫人の「言葉なしの歌」を始めました。一曲ずつ仕上げるのではなく、数曲を同時に少しずつ譜読みしていくのが面白いです。
圧倒的に男性が少ないので、まずは3声の作品からスタートしています。私はアルトパート。昨日、はじめてきれいなポリフォニーを聞くことができて、とても美しかったです。
夫が合唱団で歌っているのに感化されて、合唱っていいなぁ、やってみたいなぁと思っていたところ、ちょうどよい機会が訪れました。
これから更に、インド、バングラディッシュ、イランなど、かなり広い範囲のアジアの歌を取り上げるそうで、とても楽しみです。それぞれの国出身の仲間が発音を教えてくれるので、音の持つ異文化にぐっと一気に引き込まれるような感覚がたまらないです。
指揮の先生は、バルセロナ国立音楽院で教えている先生で、中国語を話すという、とてもアジアに興味のある人のようです。気さくでとても素敵な先生です。
練習会場のカサ・アジア。 遠くからでも目に留まる美しい建物です。
スペイン語を始めてから、スペイン語と日本語の交流会に参加したのがきっかけで知りました。アジア諸国の文化交流を図るための教室各種や映画放映など、様々な催し物があります。5月からは大震災1周年で、震災を扱ったドキュメンタリー放映会が毎週土曜日にあり、できる限り足を運んでいます。
モザイクが美しい内部 |