実は・・・2週間前にスリに遭って、かばんの中からお財布だけ盗られてしまったのですが、なんと、一昨日警察から電話があって、私のNIE(外国人IDカード)やクレジットカードなどが見つかったら取りに来るように、とのことで、今日行って来ました。
そこまで取りに行かなくても、1週間くらいで、最寄の警察に届けることもできると言われたのですが、ちょうど週末には演奏会でオランダに行く予定もあり、ちょっと遠かったのですが片道1時間くらいかけて指定の署まで行ってきました。
さて、立派な建物に入って、入り口のセキュリティーの人にパスポートを見せて、指示された内線番号にかけてもらって少し待つと、中から担当者が現れて私のお財布を持ってきてくれました!言われたとおりにサインをして、受け取りました。
「すご~い、全部ある~!」と感動していた私に、セキュリティーがぼそっと「現金は無いけどね」と。まぁ盗まれたんだからまさか現金までそのまま入っているとは思っていないけど、それにしても盗まれたものが戻ってくるってやっぱりすごい。イタリアとスペインの身分証明証、クレジットカードや保険証、Bicingの自転車カードや学校のコピーカード、図書館のカードなど、本当に現金以外すべてそのままでした。
クレジットカードはすぐにブロックして、同時に新しいのを発行してもらい、Bicingのカードも盗られた際の再発行手続きをしました。どちらもウェブサイトから簡単に手続きできて、3,4日で郵送されてきました。保険証も同様に手続きをして今届くのを待っています。
ちょっと複雑なNIEについては、どうしたものかとネットで調べていたら、数日後に市のObjetos Perdidos(忘れ物・失くし物)のオフィスに行ったらあったという話や、盗難届けを出した警察で、NIEの再発行は見つかるかもしれないから1週間くらい待ってからするように言われた話、ごみ収集所でNIEが見つかった場合そこに書いてある住所に送るシステムがあるという話、 実際に警察から電話があって取りに行った人の体験談などがあり、それらを参考に、私も1週間後にまず失くし物のオフィスに行ってみましたがハズレ。名前とNIE番号、電話番号を残して、もし出てきたら連絡をくれるということに。そこでは、NIEの再発行は、もし特に必要ないなら3週間から1ヶ月くらい待つといいと言われました。
そして、被害後12日目に警察から連絡があったというわけです。
なんだかこんな話は書くのがためらわれたけど、私も実際に、同じような経験をした人の話がとても役に立ったし、それならばと思い、お財布もめでたく戻ってきたので、書いてみました。
いやはや、2度あることは・・・にならないように、これからはもう絶対にいつでも手をかばんの上に置くか抱えるようにします。それにしても、バルセロナのスリや盗難の軽犯罪の数はハンパじゃない気がしますが、プロフェッショナルすぎて気味が悪いです。たすきがけにして体に密着していたカバンを、どうやって誰にも気づかれずに開けてお財布だけ盗る、なんてことができるんだろう。もう毎日いろんなカバンで練習してるんじゃないかって思います。しかも、ベルトみたいな金具の、ファスナーとかより開け閉めが面倒なカバンだったのになぁ。魔法の噴水をうっとり眺めていた時にやられたと思うので、やっぱり、何かに気をとられている時がいけませんね。猛反省。
バルセロナはとってもいい街ですが、これだけはお気をつけください!
今日は、久しぶりの雨で、涼しかったです。
今度の日曜日は、オランダのユトレヒトで演奏会です。明日は仲間と最後のリハーサル。
せっかくの機会なので、演奏会のあと2日ほど夫とアムステルダムを観て来ます!