2012年3月13日火曜日

久しぶりのイタリア


4ヶ月ぶりにイタリアに行ってきました。
3泊4日の短い時間でしたが、約1年半ぶりにコモの国立音楽院を訪ね、ミラノでは親友に再会と、良い滞在になりました。

音楽院からコモ湖までお散歩

本当は4月のパスクアの休みまで帰る予定はなかったのですが、夫がコモの音楽院で用事ができたので、急遽行ってきました。

ピアチェンツァでは、97歳の夫の祖母も連れ出してポー川沿いをお散歩したあと、そのまま夫の父方の祖母にも会いに行き、二人の祖母が揃って、とても貴重な時間を過ごしました。

イタリア人とフランス人の祖母と歴史的写真が撮れました
フランス人の祖母がイタリア人の祖母を訪ねたのはこれがはじめてかも、と夫の母が言うのを聞いて、今日は良い日になったなぁ、と思いました。 違う言語でもおかまいなしに手を取り合って何やら話し合っている二人を見て、何ともいえない感動を覚えました。

後ろに見えるのがポー川

おばあちゃんの車椅子を順番に押して、温かい太陽に包まれて、心温まるひとときでした。
この日は大震災からちょうど1年。いろいろなことを思いながら歩きました。

2012年3月4日日曜日

飴が降ってくるお祭り!!


ひな祭りの3月3日、バルセロナではサン・メディール祭がありました。

起源は1830年、グラン・デ・グラシア通りでパン屋を営む主人が重い病を患い、Sant Medir(メディール聖人)に助けを求め、治してくれたらCollserola(コルセロラの丘)の聖地を訪れることを約束し、メディール聖人により元気になった主人は聖地を訪ねた、という言い伝えから、以来コルセロラの聖地まで行く人が後をたたず、1861年から、グラン・デ・グラシア通りで毎年行われる伝統の「甘いお祭り」になったそうです。

傘をベランダからぶら下げてスタンバイ!
市の吹奏楽団を乗せた馬たちもスタンバイ!
夜7時ごろに行くのがお勧めとのことで、その頃に行ってみると、1キロ以上続くグラン・デ・グラシア通りの歩道は人で埋まり、ビニール袋を持っている人があちこちに!

待っているのは降ってくる飴。なんと、1万キロ以上の飴が用意され、撒かれるとのこと。なるべくたくさん取るため傘を持っていくように(逆さまに持って取るということです)とのことで、まじめに折りたたみ傘を持参しましたが、さすがに沿道はすごい人で、そんなものを広げて持つスペースはなかったので、バラバラと落ちた飴を拾いました(笑)

時々必要に迫られて用を足す目の前の馬たちと待つこと待つこと、8時を過ぎてようやく行列開始!すごい音量で太鼓などを鳴らして踊る地元グループと、飴をばら撒く人たちを乗せたトラックが交互に現れました。

グループごとに色があり、赤組からスタート

降ってくる飴が顔に当たり、痛いやら怖いやら、取るよりもガードする方が大変でしたが、なかなか面白い経験でした。お祭り紹介のウェブには、飴がやさしく撒かれるって書いてあったんだけどなぁ・・・(笑)夫が取った分も合わせて、家にはどうしていいか困るほどの飴が・・・
少しは記念に確保するとしても、大半は、私はスペイン語のクラスへ、夫は仕事場へ話の種に持っていくつもりです。

そもそもこのお祭りの情報をくれたのはスペイン語の先生で、クラスのブログにイベント情報などをアップしてくれるので、スペイン語を学ぶ以外にも、こうしてバルセロナの伝統文化も知ることができるのはうれしいです。