2013年3月24日日曜日

人との出会いが面白い!

私はいろんな人に知り合うのが好きです。
それは自分がしたことのない経験を、その人を通じて疑似体験できるからだと思う。本を読んだり映画を観る楽しさに似ている。

昨日は、バルセロナ・アジア合唱団の仲間が出品している展覧会のオープニングに行ってきました。場所は、Biocenterという有機栽培の食材を使ったヴェジタリアンのレストランで、私も日本から来た家族や夫のお母さんと行ったことがあり、懐かしかったです。

そこに集まった合唱団の友達とのおしゃべりが面白かったので、少し紹介します。

プエルトリコ人のNさん。
富山の高校で1年間、ALTアシスタントとして英語を教えていた経験があり、片言だけどすごくきれいな発音の日本語でびっくり。スペイン語の会話の中で時々出てくるネイティブのような美しい英語を聞いて、耳が良いんだと納得。ALTは基本、ネイティブの人が対象だけど、抜群の発音の良さと、順応能力の高さが面接で評価されて、通ったようです。プエルトリコは米国の支配下にあり、みんな米国のパスポートを持っているから、スペイン語のネイティブとしてスペイン語を教えることはできなかったとのこと。

彼女のお母さんはヴェジタリアンで、小さいころから普通にワカメとか豆腐を食べていたと聞いて、これまたたまげました。だから、日本の食事も違和感が無いどころか大好きで、昨日はお鍋が食べたいと言っておりました(笑)最近でこそ、欧米では豆腐とかブームというか、ベジタリアンをはじめ広まりつつあるけど、その当時(20年くらい前)、プエルトリコで子供がワカメだ豆腐を食べていたというのは想像が難しい・・・

イラン人の父とカタルーニャ出身のスペイン人母をもつZさん。
フィレンツェ生まれで、8歳までイタリアで育つ。その後高校までバルセロナのイタリア人学校で教育を受けて、大学はバルセロナの大学で学ぶ。家ではペルシャ語とスペイン語、学校はイタリア語という3ヶ国語で育って、今は料理好きな心理学者として精神病の患者さんを料理教室に招いて、日常生活に必要なこと(時間を守る、指示されたことをするなど)の訓練をしているそうです。

3カ国語以上の多言語で育った人は、自分の子供たちも似た環境で育つと思うので、とても興味があります。幸い、彼女はそれで問題を感じたことはなく、プラスの効果だけだったと話してくれました。それにしてもすごく笑い上戸で素敵な人で、どうも私の笑いのつぼが刺激されたらしく、彼女に何か質問されただけで、しまいには目が合っただけで笑い出してしまうという、なんとも楽しい夜でした。

またお友達が増えて、異文化交流もできて、素敵なひとときでした。
さらに、昨日の5人の女性のグループの中の2人は、少し前までカップルだったと聞いて、さらに刺激が高まったのでした。現代バルセロナを生きているなぁと実感しました。

昨日はEsmucで、バロックヴァイオリンを教えるアルゼンチン人のマンフレードのクラスで友達の伴奏をした後、フォルテピアノを練習してそのまま出かけたので、カメラ不携帯で写真が無いのが残念です。

今、目の前の広場が人で埋め尽くされて、すごいことになっているので、その写真を貼ります。こちらは復活祭の休みが始まっているので、舞台が設置されて、いろいろな催し物があるようです。今は神父さんのような格好をした人と子供たちが歌を歌っています。人々が手にしている木の枝は何だろう・・・きっと何か意味があるのでしょうね。


2013年3月23日土曜日

カフェMitte

今月6日から4月5日までバルセロナのカフェMitteにて、バルセロナ在住のアーティストによる東日本大震災復興支援イベントKorekara Japonが行われています。オープニングに参加してから、11日早朝には黙祷集会、その他、折り紙・書道・陶芸教室、着付けや生け花のデモンストレーション、演奏会や芸術作品の展示など、さまざまな企画があり、時々足を運んでいます。


 店内にあふれる美しいデコレーション


これ市」には素敵な手作りの品物があります。




こんな風に使う、陶器のお花挿しを買いました。5ユーロ。
日本食レストラン食事券60ユーロが当たる抽選会にも参加してみました。一口2ユーロで、すべて義援金となります。今夜は当たってるかも?!


今日は、書道パフォーマンスがありました。直系12センチの筆でド迫力。

その後は、ビールを飲みながらジャズライブを楽しみました。キューバで歌とピアノを勉強していたという人で、独特の音楽でした。

 
こちらは先々週のジャズピアノコンサート。この時はすごい人で、周りのおしゃべりの声であんまり聞こえなくて少々残念でした。奏者自身が最初に、どうぞ無理に聞いたりしないで、おしゃべりしててください。僕はみなさんのお供をします。と素敵な挨拶だったのですが、ここはスペイン。もう少しよく聴きたいと思った人も多かったようですが、心地よい時間でした。

遠くにいても忘れずにいよう、という気持ちが集まってできたイベント。私も11日の新聞はぜひゆっくり読みたいと思い、2時間かけてじっくり読みました。日本人も外国人も巻き込んで、とても有意義な企画であると思います。来年は、何かお手伝いできたらいいなと思います。

こちらに写真がたくさんあります。
KOREKARA JAPON

2013年3月1日金曜日

2月は・・・

2月のブログ更新は1回に終わり、あっという間に3月になってしまいました。
もう少し頻繁にアップできるように、がんばります!!

2月にあったけど書けなかったいろいろをまとめておきます^^;

まず4日から、スペイン語のコースに再び通い始めました。
去年よりレベルがひとつ上がって、月ー木の12時から14時半というすごく不便な時間帯に通っています。本当は9時半からのクラスを希望して通っていたのですが、7日目の朝クラスに入ったら、仕事の都合で午前のクラスと交換したいという人がいて、代わってもらったのです。理由はあまりおおっぴらには言えないのですが、私には先生が合わず、他のクラスに代わりたいと思っていた矢先でした。後からクラスを変えることは基本できないのですが、内々には、お互いに交換したい人が見つかればOKらしいです。時間は不便になってしまったけど、先生と授業内容には満足しています。毎日、ガツガツ宿題してます。

そして、イタリアのローディで一緒に勉強していたスペイン人の友達と再会しました!
偶然フェイスブックで見つけたのです。そして先月10年ぶりに再会して、お茶を飲みながらおしゃべりして、一緒に演奏会をすることになりました。なんだか、線がつながっているようでうれしいです。5月と6月にモンセラットとバルセロナの修道院で、17世紀のイタリア女性作曲家による宗教音楽を集めたプログラムを演奏します。彼女の歌と旦那さんのガンバ、そして私はオルガンを弾きます。先日1回目のリハーサルをしましたが、美しい曲ばかりで、とても楽しみです。

あとは、2月にはカーニバルがあり、バルセロナでもパレードやその他の催し物がありましたが、どういうわけか大したことはしていないのに時間が足りず、余裕がなくてあまり出かけられませんでした。でも、一番最後の日に、私たちの住む地区にあるクロット公園で、「いわし焼き」の夜があったので、ちょうどリハーサル帰りに友達も誘って、食べに行ってきました。



もちろん料金を払うのかと思っていたら、無料で振舞われていて、びっくりでした。広い公園で大量のいわしを焼いて、近所の人たちが行列を作って並んで、みんなで1,2匹ずつ食べて、初めての楽しい経験になりました。香草とにんにくの効いたオリーブオイルをいわしとパンにかけてくれて、赤ワインもありました。



これからもバルセロナ生活、邁進していきます!!