2013年1月30日水曜日

久しぶりのクラヴィコード


今日はすごーく久しぶりにクラヴィコードを調律しました!!
というのも、来月4日の演奏会では私のクラヴィコードを運ぶことになりましたんです。

チェンバロより格段に調律が複雑なので、手順を思い出しながら準備をして、まず中央のAを415に合わせようとしたらあっけなくぷっちーんと切れてしまいました!(汗汗汗)

しかも、すでに2本弦が切れていて、そのうちの1本がそのAだったので、完全に音が出なくなってしまい、これはヤバイ! とりあえず久しぶりの調律だから、いきなり415に上げない方がいいかもしれないと思い、まず全体がどのように狂っているのか確認すると、上に下に、またそのままとどまっている音もあってバラバラだったので、落ち着いて415にすることに。


弦が3本ないと調律はパズルのようで(今思えばまず弦を張れば良かったのですが^^;)、規則的にできないので、一つの音に2本ずつある弦のどちらを最初に合わせたのか頭がごちゃごちゃになり、大変でしたが何とか終了。(このあたり、クラヴィコードを調律したことのある人にしか想像できないと思いますが)クラヴィコードの調律は両腕を広げるので、相当に肩が凝ります・・・

切れた弦も2本はサイズの合う予備があったので、弦も張り替えて良い感じ。
たっぷり2時間ほど手入れをしたら、また愛着が沸いてきました。たまにはかわいがってあげないといけませんね。


道具箱には、日本の羊羹の箱やおせんべいの缶など使用しております(笑)


2013年1月25日金曜日

海の病院


今日はちょっとした定期検査で、はじめてHospital del Mar(海の病院)に行ってきました。
バルセロナでは、住んでいる地区によってかかる病院が決まっているようで、私が住むところの管轄は名前の通り海の目の前の病院でした。家から自転車で12分、海辺の遊歩道をゆっくり景色を楽しみながら行きました。


中に入ってこの眺めにびっくり!人が通っていないタイミングを見計らって、こっそり撮りました。海側の長い廊下は、ずっとガラス張りになっていました。

眺めはいいけれど、正面入り口にも中に入ってからも、全ての診療科の名前や表示がなくて、とても分かりにくかったです。病院のスタッフ風の人に聞いたり、中のインフォで聞いてたどり着きました。たどり着くというより、インフォのすぐ横だったのですが・・・そこにも何科と分かるような目印が何もなかったのも不思議でした。お世話になったお医者さんたちはとても気さくな感じで、よかったです。



今日は本当にいいお天気で、太陽がまぶしくて、海の青も空の青も目が覚めるような鮮やかさでした。ここ1週間ほど、怒涛のような日々に消耗していたのが癒されました。2日連続で2つのお別れ、同時期に弟が骨折して入院・・・こんなに重なることってあるんだなぁと今でもまだ信じられない思いです。

おばあちゃんたちは高齢だったので、それぞれの時間が来たんだと思います。どこかで会えるんじゃないかと思います。いい思い出をありがとう。骨折はしょうがないので、早い回復を祈るばかりです。頑張れ弟よ~

来月4日には今年最初の演奏会、そして語学学校も始まるので、私も少しずつ元気を取り戻して頑張ります!!

オリンピック村のシンボル、金の魚

お魚の中(笑) Frank Gehry の作品

帰り道に

2013年1月8日火曜日

風邪とともに年明けです

明けましておめでとうございます。
11月末から日本に1ヶ月、そしてクリスマスと新年をピアチェンツァで過ごしてから、1ヵ月半ぶりにバルセロナに戻りました。

あいにく年明け早々に家族全員風邪でダウンしてしまい、私もそろそろ普通の生活に戻りたいところです。バルセロナに戻ってから丸2日、せっかくの晴天にもかかわらず、熱があるので家にこもりっきり。今日はようやくスーツケースの荷を解いて片付けました。

昨日は知り合いの演奏家の訃報を知り、本当に悲しい一日でした。
与えられた命を大切に、一日一日をしっかり生きていこうと思いました。

まずは風邪を治し、今年もまたいろんなことに挑戦して、新しい出会いや経験に満たされた1年にしたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ピアチェンツァ、コルプス・ドミニ教会