2016年5月18日水曜日

吉田先生の三味線講座が面白い!



今月開催中の吉田兄弟の吉田健一先生の津軽三味線講座、残すところあと2回となりました。

毎回息を呑むように間近で先生の演奏を拝見、また受講生のみなさんの真剣なこと、すべてが熱くて、このような形でお手伝いできることをうれしく思っています。

それにしても、まるでエレキギターを聴いているかのような錯覚を起こすくらいの音量で、迫力満点、とくに津軽三味線は大きな音と打楽器のような要素が特徴とのこと、まさにまさに。

恥ずかしながら何も知らなかったところから、基本の調弦、打つ、すくう、はじく、などの動作など、そして三味線が3分割できることなど、興味津々、目からうろこのわたくしでございます。

トントントンと軽くたたいてネック部分が分割できるのは、魔法のようでした。
先生が楽器をしまっているところを撮らせていただきました!

いちばん上の接合部
このようにトントンと斜め方向に軽くたたくと外れます!
緻密なほぞ組の技術、中には金が
保護のためそれぞれに木のカバーをつけます
なるほど、こういう分解と組み立ては、すればするほど消耗して、接合部がゆるくなるため、あまりしないほうが良いそうですが、今回は受講生用の楽器3台も持参され、スペースに余裕がなかったそうです。

通訳しながら、フレーズ(フラーセ)がイチゴ(フレーサ)になってしまった!!のも、今となってはいい思い出ということで、あと2回楽しみたいと思います。

生徒が学んだ曲は、先生が講座期間中に受講生のレベルなど考慮ししながら作曲されたオリジナル曲です!三味線の基本テクニックやフレーズを取り入れ、伝統から離れすぎず、かつ親しみやすく楽しめる作品をと考えられたそうです。めっちゃカッコいいです!

最終日の23日(月)15時からはEsmucにて、一般公開のミニコンサートや生徒の発表などがあります。どうぞお越しください。

2016年5月11日水曜日

4月の備忘録



気がつけばもう五月もそろそろ半ば!

先月は個人的にいろいろあり、あっという間に過ぎてしまいました。
日帰りの簡単なものですが、初めて手術を経験することになり、4日間の休みも含め、自分と向き合う時間を持つことができて、それまでとは違った立場から考えたり、世の中を見るきっかけになりました。

術後の仕事復帰が、ヘンデルのオペラ「オルランド」の連日リハーサルと重なり、対照的なリズムになかなか体がついてこない感覚でしたが、少しずつ普通に戻りました。

月末にはピアニストのアシュケナージ父子を聴きました。すべて2台で4手のプログラムで、なかなか面白かったです。小さい頃、車の中で聞いていたアシュケナージ。もうかなりのお年でしょうし、生で聴けてよかったです。

そして、イタリアの俳優お笑い3人組Aldo Giovanni e Giacomo25周年記念の舞台を楽しみました。
彼らの映画は好きでいくつか見ていますが、今回はなんと家からワンブロック、徒歩2分の劇場へやってくるとはびっくりでした。大分前にチケットを購入し、楽しみにしていました。2時間たっぷり知的な笑いに誘われて、大満足の夜でした。


昼間に通りかかったとき劇場前に巨大なトラックが
5月に入り学校も年度末が近くなり、いっそう忙しくなってきました。6月には6つの卒業・終了演奏会が待ってます・・・ 今週末は、ヘンデルのコンチェルトグロッソで、オルガンソロを少し弾きます♪