さて今日はスペインの滞在許可証(NIE)の更新手続きのため、5年ぶりに外国人事務局へ行って来ました。
Oficina de l'Extranjeria, Calle Murcia 42 |
事前にオンライン予約を済ませないといけないのですが、それがなかなか取れず大変でした。PCやスマホから一日何十回と試すのですが、一向に取れず、必要事項を全て打って最後に送信すると「現在予約は取れません」の繰り返し。
友人の紹介で、その辺に詳しい弁護士さんのところへ行き、提出書類について自分では調べきれないことや分からないことを、書き出して、聞いて来ました。
私の場合、結婚した場所がスペイン外なので、結婚証明書はイタリアの市役所でもらわないといけず、さらに証明書も2種類あり、またそれを翻訳や公印確認のアポスティーユをつける必要の有無など、弁護士さんに調べてもらってよかったです。
結局、結婚証明書はEstratto(抜粋)でよく、それはウィーン条約により複数の言語で書かれているので、翻訳の必要がありません。表はイタリア語とフランス語、裏面に他8ヶ国語で読めるようになっています。さらにアポスティーユをつける必要があるかどうかで、はじめ弁護士さんは必要があるといっていたのですが、私がかなりしつこく聞いて調べてもらったところ、結局、イタリアの結婚証明書もこのウィーン条約に入るということで、必要ないことが分かりました。
予約がなかなか取れないことも話し、平日の朝に挑戦するように(午後2時以降は意味がないとのこと)、また、最近水曜日に取れたから、水曜日がいいかもとアドヴァイスをもらい、まさしく、水曜日の10時半ごろたまたまやってみようかなぁと思ったら取れました!挑戦し始めてから2週間後くらいでした。
弁護士さんと確認した提出書類は以下の通り。(すべてコピーを1部用意、パスポートは全頁コピー)
・記入済み申請用紙EX19
・NIEのカード
・パスポート
・EU市民の配偶者のNIE
・同身分証明書(パスポートかCarta d'identita')
・結婚証明書
・Empadronamientoと同居証明(Convivencia)
・配偶者の前月の給料明細(Nomina)
これらを揃えて、行って来ました。
昔イタリアでは、まだ暗い早朝から外に並ばされ、中に入れてからも2時間列に並ぶというような悪夢の経験をしましたが、今は少しは改善されたのでしょうか。バルセロナは幸い、普通の時間帯の、自分の予約に指定された時間に行けばよく、中に入ってまず予約確認メールを印刷したものを見せて番号をもらい、待合フロアーの椅子にかけて待てます。
待合フロアーの画面に出てくる番号と音声アナウンスを逃さないように気をつけながら、待つこと45分で自分の番が来ました。13:10の予約で13:45に呼ばれたので、すごく長く待った感覚でしたが、実際はまぁまぁスムーズだったと思います。
自分の前に、自分と同じCの番号の人が20人近くいて、最初に番号が一人進むまで10分かかったので、そのときは3時間近く待つかもしれないと思いましたが、その後どんどん進んでよかったです。
窓口にいたのは10分足らずで、不備もなく、順調にステップ2に進めました。
同じような更新手続きをした友人らの丁寧なアドヴァイスに感謝です。このブログも少しでも誰かの役に立つかもしれないとの思いと、自分の覚書に。
順調に行けば2~3週間後に書類審査の結果OKが出て、次の指紋採取のための予約を取ります。そのアポイントから約1ヶ月で新しいカードができるハズ、という気のなが~い話であります。
スムーズに行くよう願うばかりです。
おまけに花火の写真。昨日まで10日間ほどポブレノウの夏祭りでした。最後の締めくくりの花火がビーチで15分ほどありました。街中でもちらほら花火が。
夏祭り中、うちの寝室のすぐ下で野外演奏会が計4夜行われ、寝られないので、友人宅に避難させてもらいました。本当に助かりました。
14階の友人家族のピソからの眺め。