2015年3月23日月曜日

空港脇の三角州



日曜の午前中、バルセロナの空港のすぐ横にある、Llobregatの三角州(Delta de Llobregat)に行ってきました。家から30分足らずで到着、そこは数分おきに着陸する飛行機が頭上を飛びます。

散策中ずっと聞こえる、いろんな鳥の声が美しかったです。


アーモンドか梅か、きれいに咲いていました。
ゆっくり1時間半ほど歩くと、野鳥が観察できる小屋がありました。


小屋の中は静かに観察する人、写真を撮る人が10人ほど。子連れの家族も。
肉眼でも野鳥がたくさんいることはわかりましたが、双眼鏡や、カメラのズームで見ると、いましたいました!見たことのないような大きな鳥がいっぱい!そして亀も。



静かな心地いい時間が流れ、1時間近く見ていたかもしれません。
こんな近くに、こんなところがあったなんてびっくりです。教えてくれたRさん、本当にありがとう!以外に思いつかない、バルセロナお勧めスポットです。

一緒に行った友人が、これよりもっと大きな三角州がカタルーニャの南にあるというので、そちらもいつかぜひ行ってみます。




2015年3月13日金曜日

コンクールで思ったこと

今回の伴奏の仕事は一次予選までとなったので、予定を早めて昨夜バルセロナに戻りました。

私の個人的な感想ですが。。。

一次予選で難しいと思ったのは、コンクール会場でのリハーサルが一切なかったことです。響きの感じは他の人の演奏を聞いて、なんとなく想像はしていました。が、出番直前のリハーサル室がすごくよく響く部屋だったので、そのギャップが大きく、会場はすごく乾いた音響に感じました。だからといって、直前に全く音出ししないで演奏するわけにもいかないので、しょうがなかったですが、ちょっと怖い経験でした。

セミファイナルには73人の出場者のうち25人が選ばれました。
1日目に9人の演奏を聞いて、その中で際立っていた人の年齢の低さと、レベルの高さが印象的でした。十分なテクニックに加え、アイデアや音楽の濃さ、華やかな装飾、パフォーマンスの存在感など、個性が強かったです。昨年のブルージュよりも全体的にレベルが高かったように思います。

ファイナルは明日、8人が演奏します。
楽器は、リコーダー3、トラヴェルソ2、ヴァイオリン1、ヴィオラ・ダ・ガンバ1、オーボエ1。
国籍は、ドイツ3、イタリア2、フランス1、ベルギー1、オーストリア1。

皆だいたい30代前後ですが、うち3人は20歳から23歳です。

エネルギーと魂を注いで一緒に準備してきたので、一次予選で終わってしまったのは自分のことのように悔しく、審査結果を消化するまでに少し時間がかかりました。本人の気持ちを思うとなおさら辛かったです。でも若い奏者の才能あふれる演奏に触れ、よい刺激を受けました。またテレマンの生誕地マグデブルグを訪れ、一瞬ですがベルリンの雰囲気も感じることができました。ベルリンにはまたゆっくり行ってみたいと思います。

そして、この経験(数ヶ月前からのリハーサルと5日間の共同生活)を通して育まれた友情は、私にとって一番のプレゼントとなりました。

エルベ川



2015年3月7日土曜日

テレマンの出生地マグデブルクにやってきました!


今朝は9時に家を出て、11時のフライトでベルリン空港まで2時間半の空の旅。
空港で落ち合ったチェリストの友人とさっと昼食をとってから、鉄道でベルリン中央駅まで約40分。

ベルリン中央駅
封筒に入ったチケット。昔はイタリアでもそうでした。懐かしい~


マグデブルグ行きの列車に乗りかえて1時間45分、夕方6時にようやく到着しました!
そこからトラムでコンクール会場へ向かい・・・長~い一日でした。

テレマン国際コンクールは、テレマンの出生地マグデブルクで2年に一度、彼の誕生日の3月14日を挟んで行われます。今年は7日から15日まで。

会場入り口
私たちの出番は一次予選最終日3日目の火曜日、最後から2番目になりました。
演奏順も、最終演奏曲目も、今日はじめて知らされました。

明日からはリハーサルができますが、一日1時間しかないので、うまく使いたいです。コンクール会場は緊張感が漂い、独特の雰囲気に圧倒されそうになりますが、リラックスして、音楽だけに集中して、よりよい演奏ができればと思います。

マグデブルクの夕焼け



2015年3月5日木曜日

お散歩


昨日の雨があけて、今日は雲ひとつない晴天でした。
一日中室内にいるのがもったいなくて、昼食後に本を持って、海辺のバルへ気分転換に行きました。


小鳥さん登場。何の鳥かな。


今日は初めて猫を見ました。
日差しは暖かくても、風が強くて冷たかったです。

明後日から10日間ドイツへ、テレマン国際コンクールの伴奏に行ってきます。今日はゆっくり最後の準備に専念しました。