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2018年10月6日土曜日

やっと書けました!

2月に「仕事復帰しました」というタイトルで以下を書き始めてから、半年以上が過ぎてしまいました。本当に自分の時間がなく、体力的にも余裕のない日々でした。

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先月末に育児休暇が終わり、仕事復帰しました。
お義母さんが娘を見てくれていて、3人で出勤しています。仕事前、休憩時間、仕事後に授乳して、毎日あっという間に過ぎていきますが、なんとかリズムに慣れてきました。
職場は私たちに温かく、娘も皆にかわいがってもらって、とてもうれしく思います。

6ヶ月ぶりに楽器をさわるのは以外に違和感がなく、音楽に夢中になりました。3時間のリハーサルのあとは、不思議と体が軽くなった感じがしました。

最近9ヶ月ぶりに自転車に乗りました。
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久しぶりに音楽に浸かった喜びを思い出します。自転車に乗るのも新鮮でした。
娘が5ヶ月になる直前での仕事復帰でした。仕事の休憩時間は授乳になり、休みなしで大変でしたが充実の日々でした。

今娘は1歳になり、元気に成長しています。私は授乳のせいか産後1年で妊娠前よりも10キロ以上痩せて、久しぶりに会う人にはびっくりされますが、おかげさまで元気にしています。

以外に大変だったのは、仕事先の学校が夏休みになったときでした。いきなり社会と隔離され、24時間娘と過ごし、下手すると何日も家族以外の人と話すことがないという生活が精神的に厳しかったです。育児とはこんなにも孤独なものかと思いました。正直、仕事をしてた時の方が育児以外の時間があって、ある意味楽だったと思いました。

それでは今日はこの辺で。
またぼちぼち日々の小さな発見を書いていきたいと思います。

バルセロナの中心にあるSanta Maria del Mar教会
一昨日コンサートでバッハのカンタータ35番など演奏しました


最近は公園でも遊べるようになりました


2017年7月2日日曜日

12の修士リサイタルもほぼ終わり

気がつけばもう7月!バルセロナは気温が落ちつき、湿度もなく過ごしやすい今日この頃です。

今学年末は学部とマスターあわせて12人の学生のリサイタルの伴奏をしました。来週に最後の1つを残すのみとなりました。5月から3つ、そして一番集中していたのが今週の7つで、それが無事に終わりほっとしています。


私事になりますが、8月に出産予定で、明日から妊娠9ヶ月に入り、妊娠前のようには自由にならない体で、何かと思い通りにならないこともありましたが、なんとかここまで来られて、無事に夏休みになりそうです。学生たちや教授らの理解と心遣いに恵まれ、感謝しています。

こちらでは特に出産前の産休はなく、体調次第で仕事ができなければ(普通の病欠と扱いが変わりますが)病欠になり、産休は生まれた日から16週間です。父親の産休は今までは2週間だったのが、今年の1月から法律が変わり1ヶ月まで取れるようになりました。1ヶ月はどっぷり3人生活をする予定です。

さて、話は戻りますが、昨日はクラリネットの学生の修士リサイタルで、珍しい楽器がたくさん登場しました。


左からモダンのバスクラリネット、シャロモー2種、コルノ・ディ・バッセット、クラリネット・ダモーレ。あ、ここにはいわゆる普通の古典クラリネットが写っていませんが、使用しました。

シャロモーはリコーダーにクラリネットの吹き口をつけたような楽器で、シャロモーのトリオではさらにアルトリコーダーサイズの楽器も登場。その他コルノのトリオなど、珍しい編成で様々な曲を聴くことができ、学生の解説もあり、1時間15分の楽しい時間でした。私は最初のヴィヴァルディ(オラトリオ「勝利のユディータ」よりユディータのアリア)と、最後のバックオッフェン(バッセットホルンとオーケストラのための変奏曲のピアノ伴奏版)のみの参加だったので、途中、演奏会を満喫しました。


終演後は、参加した学生たちと一緒に南米のアレーパを食べに。よく歩きました!


2017年5月22日月曜日

テレマンシリーズ最終回を終えて


昨日は古楽科の演奏会シリーズ「テレマンとカフェ」全5回の最終回でした。
学校の15周年記念の回でもあり、テレマンの作品TWV15を取り上げました。

この15:1には、オラトリオとセレナータがあり、テレマンがハンブルク時代、毎年開催されていた軍の晩餐会用に作曲した作品の集まりです。ハンブルクを讃え平安を祈るような歌詞も多くみられます。

今回はオラトリオから2曲のアリア、セレナータから5曲のアリアを4人の学生が歌い、他5人の学生による器楽アンサンブルと私のチェンバロで演奏しました。アリアの間にはテレマンの組曲ト短調を各所に挟みました。この組曲はテレマンが同じくハンブルク時代に隔週で出版していた音楽雑誌「忠実な楽長」(1728年)の中にあります。

テレマンはビジネスにも長けていたようで、なるべく多く購入してもらえるように、一つの作品も全楽章をまとめずに少しずつ出したため、この本にはいろんな曲がばらばらに詰まっています!


実はたったの2週間前に、この演奏会を任されることになり。。。それから学生たちはアリアを選び、私は楽譜の準備からリハーサル調整など、9人の学生相手に大焦りとなりました。自分の練習はさることながら、プログラム順を決めたり、学校や会場の博物館とのやりとりもあり、演奏会で話すコメントが仕上がったのは当日の早朝でした(汗)

すでに埋まっていたスケジュールに加え、この2週間は学校の伴奏も週30時間に達し、週末も返上でした。来週末も卒業試験などがあるので、あと少し。。。

シリーズ最後で15週記念という大きな行事を、何とか無事に終えることができてほっとしています。




終演後みんないい顔だったので、私もうれしかったです。知らなかった作品に出会い、私にとっても大変勉強になりました。指揮者の位置から、楽器を弾きながら演奏をリードする、いわゆる「弾き振り」も貴重な体験になりました。

日本での演奏会とレコーディングから戻った翌日からこんなリズムだったので、最近こちらの更新もゆっくりになっておりますが、どうかお付き合いください。書きたいことはたくさんあるので、また書きます!

さて、明日からは2日間、来月初旬のレコーディングのリハーサルです!



2017年1月29日日曜日

子供のためのバロック

今日はバルセロナ郊外のLlinars del Vallesという町で、子供のためのバロック演奏会へ行って来ました。


今日の聴衆は1歳くらいから8歳くらいと、かなり年齢に幅がありましたが、その親御さんたちも一緒に、30分間とても集中していた感じが伝わってきました。


2年前にできたばかりの新しいホール。外は山に囲まれ、空気がきれいでした。


楽屋のおもてなしもバッチリ。飴とホールの名前入りマグネットまでありました!

そしてもう一つ今日のびっくりは、電車を降りてから町の広場でとった朝食。


その場で作ってもらったボカータ(サンドイッチ)とクロワッサン、たっぷり注がれたミルクコーヒーの美味しかったこと。サラミ入りボカータのパンとオリーブオイルのクオリティーが素晴らしかった!

そしてお値段なんと3,6ユーロ!!一瞬耳を疑いました。


なんだかびっくりなうれしい一日のスタートになりました。


2016年10月31日月曜日

ナポリからバルセロナにやってきたチェロ奏者スプリアーニ

10月も今日でおしまいですね。昨日から冬時間になり、一気に日が短くなりました。
今月は新しいCDがリリースされ、月末にはスペインの3都市にて紹介演奏をしてきました。


Sala Atrium, Barcelona 2016.10.22

私も全く知らなかったイタリア人作曲家でチェリストのフランチェスコ・スプリアーニについて、CD冊子を参考に少しご紹介します。

まず彼の名前は、昔の手稿譜に4通りの表記がありややこしいのですが、その中で一番多く出てくる名前を選びました。1678年、南イタリアのバーリに近いConversanoに生まれ、その後ナポリで学びソプラノのマルゲリータ・メンケレッリと結婚、1708年から2年間バルセロナでカール6世のもと、レアル・カピッリャ楽団の第1チェロ奏者を勤めます。

時代はスペイン継承戦争まっ只中で、イタリア人音楽家と契約することは、カール6世のイタリアオペラ趣味に合うだけではなく、戦争相手フェリペ5世(ルイ14世の孫)に対抗する政略でもありました。

1710年にナポリに戻ってからは、1730年までレアル・カッペッラ楽団で、楽団長だったアレッサンドロ・スカルラッティなど当時を代表する作曲家と音楽を共にします。その後はリタイアし、1753年にナポリで没す。


Real Academia, Madrid 2016.10.25




Real Academia, Madrid

スプリアーニは史上初となるチェロ教本(Principij da imparare à suonare il Violincello)を書き、その中には12のチェロのためのトッカータがあります。トッカータという名前がチェロ作品に使われるのは他に例がなく、また、全トッカータにはスプリアーノ自身の手により、トッカータのディミニューションと通奏低音バスが後から付け加えられているのが興味深いです。

コレッリのヴァイオリンソナタ作品5のように、3行の5線譜に上からトッカータ旋律、ディミニューション、通奏低音バスが書かれています。



スプリアーニの作品だけを集めたCDはこれまでになく、今回の録音では、上述の12のトッカータから6曲、現在唯一残る器楽曲としてシンフォニアとソナタ、そしてカンタータ3曲を納めました。この企画を何年も前から温めていたという友人チェリストのGuillermo Turinaが手稿譜を求めてロンドンやナポリの国立図書館へ自ら足を運んで準備してきた深い情熱が、彼の紡ぐ音楽から伝わってきます。

こうして彼のプロジェクトに参加できたこと、そしてCDの完成をとてもうれしく思っています。世界初の録音となるカンタータ3曲とソナタなど、知られざる作品の数々を多くの方にお聴きいただければ幸いです。iTunesやアマゾンから、また日本での演奏会の機にはCDをご用意いたします。




2016年10月18日火曜日

ポルトガルでのコンサート


先週末はポルトガル、ポルトの近くの田舎町サント・ティルソでコンサートでした。


できたらオルガン2台を使ってほしいという要望にお答えして、Klop作のポジティヴオルガンで通奏低音を、そしてもう少し大きなオルガン(写真左)でスカルラッティのソナタを演奏しました。


天井も床も木目が美しく、とても響きの良い空間でした。
住民2万人の小さな町で、開演直前には雨が降り出したにもかかわらず、どこから集まったのかと思うほどに教会はお客さまでいっぱいになり、私たちのことなど全く知らないであろう人たちが演奏を聴きに来てくれたと思うと、とてもうれしかったです。


終演後には、子供たちがプログラムを持って、サインをしてほしいと来てくれたのが印象的でした。こういうときには、漢字でサインしています。みな興味津々で喜んでいました。

そして、教会の隣の牧師さんのお宅で、ポートワインと軽食をいただきながらお喋りが弾み、お開きになったのは0時過ぎでした。初めての土地で、初めて会う人たちの温かいおもてなしが心に沁みました。

ポルトガル語はなんとなく読めても、会話はほぼ全く分かりませんでした。発音はスペイン語とすごく違うんだなぁと思いました。



リハーサル前に少し町をぶらぶら。
昼食には赤でも白でもない、緑ワインと呼ばれる若い白ワインとともに、名物の鱈料理を楽しみました。

この辺りは雨が多いそうで、滞在中もほとんど太陽は出ていませんでしたが、一瞬日が差すこともありました



ポルトガルとスペインとの間に1時間の時差があるとは知らず、夜9時開演はスペイン時間の夜10時になり、かなり時差を感じました。いやはや何事も体験ですね。とりあえず無事に終わって良かったです。



2016年8月14日日曜日

8月@日本

8月3日より日本に来ています。
11日には第8回木楽の家コンサート「17世紀イタリアの巨匠たち」を開催しました。ご協力いただいた皆さま、そしてご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました。



久しぶりの440のミントーンで、初期バロックを存分に楽しむことができました。
偶然にも、モンテヴェルディ、フレスコバルディ、ピッキの3人の作曲家は没年が1643年で、新たな発見もありました。私にとっては、フレスコバルディの序文を読み直す良い機会となり、この時代の演奏におけるバイブルだなぁと改めて思いました。

プログラムの途中では、チェンバロの調律をフラットからシャープへ2音変更したのですが、その際にミントーンの特性などをお話しながら実際に音を変えるところを見ていただき、お客様にとっても興味深い体験になったようです。


そして、今週19日(金)は、第9回「ヘンデル:リコーダーとチェンバロによるバロックソナタの響き」です!
まだお席がありますので、ご予約承ります。どうぞお運びください♪


2016年3月15日火曜日

ねぎ焼きカルソッツ@ジローナ



先週末は、ジローナのレストランで今季初のねぎ焼きカルソッツをいただきました。

セヴィリアの結婚式で会って以来、1年半ぶりの再会になる友人たちと集まり、楽しい午後の時間となりました。

レストランの裏には川が流れ、食後の散歩も気持ちよかったです。



そして夜はバルセロナで、ウィリアム・クリスティー率いるLes Arts Florissantsによる、モーツァルトの初期オペラ「羊飼いの王様」を聴いてきました。


コンサート形式でしたが、5人の登場人物は舞台上のスペースを有効に使って表現し、見ても楽しむことができました。イタリア語のオペラですが、カタラン語の字幕を見ないと何を言っているか分からなかったのがちょっぴり残念でした。


2016年2月28日日曜日

ランチタイムコンサート@バーミンガム


去る金曜日は、バーミンガム大学のバーバー芸術センターにてランチタイムコンサートに出演しました。

風邪を引いてしまい、前日は大事をとって学校の仕事は休んだのですが、結局滞在中、本番以外はホテルに篭っているという、冴えない滞在となってしまいました。

でもコンサート中は咳も出ず、なんとか無事に演奏できました。それでもハプニングはありました。開演直前に調律していた人から、弦が切れたと聞き、さらに替え弦はなく、しょうがないのでそのままで使用することに!私は必死ですべての楽譜を眺めて、どこでその音が出てくるか確認、自分のソロの1楽章はすべて上段で弾く、速い楽章の通奏低音は気にしないで弾く、遅い楽章はなるべくその部分だけ上段に行くなど手段を決めました。

でもあまりに直前すぎて、鉛筆も持ち合わせず、楽屋まで取りに行く時間もなく、本当に焦りました。いずれにしても、終わりよければすべてよしということにしたいと思います。


ホール入り口のロビー、奥はアートギャラリー
大学の敷地内はきれいでした。




バーミンガムの街はちょっと期待はずれな景観でしたが、一番の目的を無事に果たせたので、よかったとします。本番の日の夜には、タウンホールでThe English Concertによるヘンデルのオルランドを聴きに行くつもりでチケットも買ってあったのですが、体調すぐれず諦めました。残念です。


こちらが行けなかったタウンホール。翌朝少し体力が復活したので、ホテルから駅に向かう途中寄り道をして、少しだけ街中心部を見ることができました。


2016年2月13日土曜日

オランダの田舎でレコーディング

新年のご挨拶からだいぶ空いてしまいましたが・・・
2月最初のレコーディングから帰ってきました。

今週3日間、オランダ・ユトレヒト郊外にある田舎の教会で録音しました。



連日雨または曇りの天気でしたが、録音最終日には太陽が出ました!


録音中は写真を撮る暇もなく・・・すでに終了後のインタビューの設置になっていますが。
大きなハプニングもなく、3日間スムーズに終わりほっとしています。


教会の裏は林で、その奥にはお城があるのですが、ほとんど見えません(笑)


録音前夜から4泊したB&B。3日目の朝、いいお天気だったので少し外に出てみました。教会から3キロの距離で、当初は自転車で移動の予定でしたが、雨予報だったので車になりました。


自然に囲まれ、動物もちらほら。屋根にはこんな鳥がいました。

10月頃リリース予定、楽しみです♪

2015年12月31日木曜日

明けましておめでとうございます

2016年あけました!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末は26日にスペインで年内最後の演奏会があり、29日から帰国しています。

大晦日は、1月4日の演奏会のため、池袋でリハーサルでした。


マレとサンマルティーニのトリオソナタのほか、コレッリ、ベッリンツァーニの作品など、美しく華麗な作品たちがいっぱいです。

4日のニューイヤーコンサートは2回公演で、12時と15時開演です。
どちらもまだお席がありますので、どうぞお運びください♪

本年もみなさまにとって健康に恵まれ、充実した一年となりますよう、お祈り申し上げます。