風邪を引いてしまい、前日は大事をとって学校の仕事は休んだのですが、結局滞在中、本番以外はホテルに篭っているという、冴えない滞在となってしまいました。
でもコンサート中は咳も出ず、なんとか無事に演奏できました。それでもハプニングはありました。開演直前に調律していた人から、弦が切れたと聞き、さらに替え弦はなく、しょうがないのでそのままで使用することに!私は必死ですべての楽譜を眺めて、どこでその音が出てくるか確認、自分のソロの1楽章はすべて上段で弾く、速い楽章の通奏低音は気にしないで弾く、遅い楽章はなるべくその部分だけ上段に行くなど手段を決めました。
でもあまりに直前すぎて、鉛筆も持ち合わせず、楽屋まで取りに行く時間もなく、本当に焦りました。いずれにしても、終わりよければすべてよしということにしたいと思います。
ホール入り口のロビー、奥はアートギャラリー |
バーミンガムの街はちょっと期待はずれな景観でしたが、一番の目的を無事に果たせたので、よかったとします。本番の日の夜には、タウンホールでThe English Concertによるヘンデルのオルランドを聴きに行くつもりでチケットも買ってあったのですが、体調すぐれず諦めました。残念です。
こちらが行けなかったタウンホール。翌朝少し体力が復活したので、ホテルから駅に向かう途中寄り道をして、少しだけ街中心部を見ることができました。