2014年3月19日水曜日

チェック柄の音符!!



今日は生まれて初めて、チェック柄の音符に出会いました!
18世紀のバルセロナ出身の作曲家Rabazaのカンタータが集められた手校譜です。

最近、スペインの18世紀初頭のSebastián Durón、José de Torresといった作曲家の声楽作品を弾いているのですが、どれも初めての作曲家で面白い!!ミラノで昔、ボリビアのバロック時代のキリスト生誕にちなんだ声楽曲を演奏したときのことを思い出しました。

独特のリズムや和声進行がすごく似ているのです!
イタリアとも全く異なる世界で、この非常にコミカルなところは、イタリアに勝るかもと思いました。

音楽におけるスペイン語は、イタリアでオルティスやアラホの本をなんとなく読んでみた時に目にしたくらいで、いくらイタリア語と似ているとはいっても、やはり理解するには程遠いものでした。それが今、毎日生活で使っている言語となり、カンタータやサルスエラに乗って聞こえてくると、ぐっと迫ってくる距離が全然違って、とてもワクワクします。

スペイン人の歌の先生が歌詞を喋るのを聞いているだけで、それはそれはすごかったです。
これもみな、イベリアバロック音楽をテーマに、卒業論文と演奏会を準備している生徒さんのおかげです。出会いに感謝です。

2014年3月16日日曜日

ピアノレッスン:うれしかったこと!


毎週金曜日のピアノレッスン。生徒はみなカタラン語を第1言語としますが、外国人の私にもだんだん慣れてきたようです。

特に子供たちとの関係は大人より難しく、今になってもまだ1度も笑顔を見せたことのなかった11歳の女の子のことが心配でした。ピアノの上達もゆっくりで、レッスンはどうしても真面目で重い空気になりがちで、他の先生には、ピアノ以外のことで彼女が興味をもてるような、ちょっとした会話ができるといいねとアドヴァイスをもらっていました。

でも、こちらから話しかけてもそっけない返事で、顔の表情も変わらず、内気で口数の少ない子で、どうしたら会話ができるかなぁと思っていたところ、去る金曜日にうれしいことがありました。

レッスン前に、左手にたくさんしていたブレスレットをはずしていたときに、これはいいチャンスかもしれないと思って、「きれいだねぇ、それ自分で作ったの?」と声をかけたら、「はい、この市場で買ったの以外は」と答えてくれて、さらに私がよく見て、一つ見覚えのあるのがあったので、それについて少し話していると、「よかったら一つ作ります」と言ってくれて、すごくうれしかったです。もちろん、喜んでお願いしました。

それは、いろんな色の輪ゴムを編んで作ったもので、すごい時間がかかるのかと思ったら、彼女曰く10分くらいでできるとのこと。実は少し前に、私の友達がそのようなブレスレットを同じく彼女のリコーダーの生徒からもらっていて、その写真を見ていたのです。今、子供たちの間で流行っているそうです。

おかげで、そんな話題に入れて、レッスンが終わってまたそれらを着けながら、ふっと思いついたように「何色が好きですか?」と聞かれたので、「うーん、私に合いそうと思うので任せるよ」と言うと、なんだかうれしそうに「OK」と言ってました。

私のが出来たら、その友達に話すよって言ったら、初めて笑ってくれました。本当にうれしかったです。気のせいか、レッスンの雰囲気も少し変わって、その子のことを少し知ることができました。レッスンを真面目にするのは大切だけど、こうして人間関係を上手に築いていくことも、すごく大切だなぁと思いました。

来週はもう少し練習してきてくれることを祈りつつ・・・(笑)


2014年3月11日火曜日

黙祷集会


今朝6時46分、バルセロナの海辺で黙祷集会がありました。
1分間、いろいろな思いや映像などがよみがえりました。

昨夜のうちに、私と夫の分と一つずつ用意しておいたろうそくを、出がけにうっかり持ち忘れたのが悔やまれますが、参加できたのでよかったです。

7時15分ごろには日が昇り、空の色が変わっていくのがきれいでした。

7時50分ごろ
今日も一日穏やかに過ごせますように。