みなさん、こんにちは。
イタリア国立コモ音楽院チェンバロ科に通って3年目になりますが、今日は、通奏低音の試験に
行ってきました。試験は、前もって締め切り日までに学校に申し込みをしておいて、試験当日は決められた時間に行くと、その場で通奏低音課題を渡されて、チェンバロのある部屋で1時間の練習時間が与えられます。
課題は、パスクイーニのパルティメントと、ロカテッリのフルートソナタ
第1楽章でした。それぞれの数字付き低音に、1時間で出来る限りの美しい和声付け(=音楽作り)をして、3人の試験官の前で演奏します。
この1時間の集中度は、かなりのものなので、終わるとぐったり疲れますが、今日も無事、終了しました。
3月3日には、Trattatistica と言って、いわゆる学術論文を扱う試験があり、今回のテーマは、「L.モーツァルトのヴァイオリン奏法(1756)とC.P.E.バッハのクラヴィーア奏法
(1753、1762)の装飾音についての比較」ということで、ただ今勉強中です。
こういった理論系の試験は、3人の試験官(イタリア人教授)を前に、約20分間ひたすら述べるという口頭試験で、これは一問一答などというものではなく、とにかく話をすればするほど良いようで、外国人の私は、何を読むにも話すにもハンディーを感じます。(今回の2冊はたまたま日本
語訳があり、ラッキーです!)
でも、こうした何百年も前の偉大な作曲家の残した名著を読むのは、非常に面白いです。
ということで、あと一つ、頑張りたいと思います。
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