チューリヒ乗換えで、美しく夕日に染まるアルプスを眺めながら、バルセロナに帰ってきました。地球を感じるこういう瞬間は、とても好きです。自然の雄大さと人間の小ささを感じます。
今回の2週間の日本滞在はあっという間でしたが、バッハの音楽にどっぷり浸かり、その素晴らしさに改めて感動しました。
また、音楽(演奏会)を通じて得ることのできた新たな出会い、友人や親戚の人たちとの温かい交流もうれしかったです。お世話になった皆さま、そして応援くださった皆さまに、心より感謝いたします。そして、実家の木楽の家での演奏会のために何から何まで全て動いてくれた家族に感謝です。
近江楽堂では、楽器がよく鳴って、会場の響きにも助けられ、とても気持ちよく演奏することができました。今回はじめて演奏した「最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ」は、バッハにこんなストーリーのある曲があるなんて知らなかった、素敵な曲ですね、と多くの方に感想をいただき、うれしかったです。なかなか難しかった、最後の4声フーガも大きなハプニングなく弾けてホッとしました。私にとっても、いろいろな場面をリアルに想像させられる、とても興味深い一曲でした。
千葉公演 かまがや木楽の家 2014.9.20 |
バルセロナは昨晩は雨、今朝も曇っていましたが、だんだん青空が見えてきました。
コレペティもまた元気に再会できそうです。
日本を離れる寂しさと引き換えに、こっちに戻れば夫はもとより「おかえり」とカタラン語で迎えてくれる友達がいる温かみに、しみじみといろいろなことを感じながらスタートしたバルセロナ1日目です。
0 件のコメント:
コメントを投稿