Sant Couperin@Museu de la Música |
今月10日は、フランソワ・クープランの生誕記念コンサートに参加しました。彼はちょうど1668年の11月10日にパリで生まれました。楽器博物館の鍵盤楽器の間で、オリジナル楽器に囲まれ演奏しました。あいにく、使用したチェンバロは学校から運んだものですが。私はトリオソナタ「パルナッス山もしくはコレッリ賛(1724)」と、組曲集から「神聖ローマ帝国の人々(1726)」を演奏しました。
Concertino@Teatre Clavé |
14日には、バルセロナから車で1時間の町トルデラの劇場で幼児のためのバロックコンサートでした。1歳から4歳が対象でしたが、それより小さい赤ちゃんや大きな子もいました。ホールの舞台のみ使用して、お客さんもみな舞台上で聴く形でした。小さい子が私たちの演奏空間に入ってきてもOK、そのまま演奏するようにという指示でしたが、誰も来ませんでした(笑)観客の中にいた母曰く、どうしても親が止めてしまうようです。30分間自由に音楽と過ごせばよいというコンセプトで、子供に静かにするよう「しー」としたりしない、動いてもOK、というような短い説明がありました。興味深い経験になりました。
La Glòria dels Concerts Barrocs@El Maldà |
22日は、バルセロナ市内にある18世紀の館で演奏しました。マルダ男爵として知られていたRafael de Amat y de Cortadaという人の館だそうです。10人のヴァイオリン他豪華アンサンブルで、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲2曲、テレマンのヴァイオリン協奏曲、バッハのチェンバロ協奏曲を演奏しました。チェンバロ協奏曲は、10年前に仕上げた時に比べて明らかに持ちうる時間と体力が減り、学生だったころが懐かしく羨ましく思えた反面、これまでに学んできたことを生かし、若い学生たちに応援されながら、感慨深い経験になりました。
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