静寂の5日間から普通の生活に戻って、今日で3日目になります。
いろいろな気づきや発見のある、長いようで短い、大変充実した貴重な時間でした。
60名近い参加者が全国から集まってスタート。
精神的、物理的静寂を保つため、5日間はスマホ、コンピュータやタブレット、本などの読み物や書くこと、そして会話のない生活です。アイコンタクトも極力避けます。
こうした極端に刺激の少ない中で、連日6時半から22時まで、計8時間瞑想しました。私は正直、普段からそんなに瞑想をしたことがなかったのですが、自分でも驚くほど苦痛もなく、長い時間瞑想することができました。静寂の中で、自分の心にあるもの、頭によぎるものを第3者のように眺めて観察する(批判や判断、分析などは避けます)という作業はとても興味深いものでした。
スペインのバスク地方出身の先生は、生物学者で精神科医であり、MBAもお持ちという経歴に思わず頷くように、毎日1時間のお話はご自身の体験談を交えながら、ユーモアたっぷりでとても面白かったです。マインドフルネスが生み出された、マサチューセッツ大学メディカルセンターでマインドフルネスを学ばれています。
まだ暗い起床時 |
不思議と眠気を感じることはなく、10時過ぎには寝て6時起床のリズムでした。食事はベジタリアンで、来る日も来る日も野菜、野菜でしたが、なかなか美味しかったです。チーズやヨーグルトなどの乳製品と卵はありました。アルコールはなしです。
瞑想していた大きな部屋 |
気持ちのよい広い庭は、歩きながらの瞑想でゆっくりと芝生を踏んだり、暖かい舗装を感じたり。山に籠もって、というほどではないですが、外界とは遮断され、緑の豊かな環境でした。キリスト教の施設で、修道女の方々が住んでいました。
精神が静まった状態だと自分や周りへの意識が高まるので、パサッと大きな葉っぱが木から落ちてくる瞬間に出会ったり、一面影だった地面に突然木の陰が絵のように浮かび上がった瞬間に太陽と雲、そして宇宙の大きさを感じて、感動したりしました。
早朝の写真以外は全て、静寂が始まる前か後に撮ったものです。よく鳴いていたセミも見つけました。日本で見るものより薄い色で、随分小さな体でした。
この体験で味わうことのできた心の平穏や様々な気づきを忘れずに、なるべく持続していきたいと思います。ぜひ行きたいと誘ってくれた夫に感謝。これからも人生はずっと冒険です。
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