2013年1月8日火曜日

風邪とともに年明けです

明けましておめでとうございます。
11月末から日本に1ヶ月、そしてクリスマスと新年をピアチェンツァで過ごしてから、1ヵ月半ぶりにバルセロナに戻りました。

あいにく年明け早々に家族全員風邪でダウンしてしまい、私もそろそろ普通の生活に戻りたいところです。バルセロナに戻ってから丸2日、せっかくの晴天にもかかわらず、熱があるので家にこもりっきり。今日はようやくスーツケースの荷を解いて片付けました。

昨日は知り合いの演奏家の訃報を知り、本当に悲しい一日でした。
与えられた命を大切に、一日一日をしっかり生きていこうと思いました。

まずは風邪を治し、今年もまたいろんなことに挑戦して、新しい出会いや経験に満たされた1年にしたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ピアチェンツァ、コルプス・ドミニ教会

2012年12月18日火曜日

終わりました~!


14日の近江楽堂での2回公演もおかげさまで無事終了いたしました!
お越しいただいた皆さん、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

一緒に演奏してくれたお二人にも感謝です。
じっくりリハーサルに取り組んで音楽作りができたのはうれしかったです。

近江楽堂ではまた千葉の会場とは異なる雰囲気と響きの中で、同じプログラムでも空気や響きの違いを感じながら、演奏もお話も、毎回違うお客さまを意識して新鮮な気持ちで臨みました。

2回目の夜の公演は、やはり集中力と体力面で個人的に難しかったところもありましたが、何事も経験ですね。これからの演奏会に生かしていきたいと思います。

1ヶ月の日本滞在もあっという間に終わりそうですが、先週末には家族と1泊で富士山の近くの忍野八海を見てきました。美しい自然の中でリフレッシュできました。





2012年12月10日月曜日

千葉公演終了






「クリスマスの夜に」千葉公演、おかげさまで満席にて終了しました!
かまがや木楽の家 第1回コンサートということで、50名のお客様とともに音楽を共有することができました。 天候にも恵まれ、きれいな景色に囲まれて、気持ちよく演奏できました。

お越しいただいた皆さま、関係者のみなさま、いつも応援してくださる方がた、そして会場設定などすべての準備をしてくれた家族に感謝です。ありがとうございました。
また、今回キャンセル待ちになってしまった方や、満席のために来られなかった方、たくさんの予約をいただき本当にありがとうございました。
これからも定期的に「かまがや木楽の家」コンサートシリーズを続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

曜日の東京公演も、気を抜かずに2回公演に備えたいと思います。
明日は最後のリハーサルに行ってきます!

みなさまのお越しをお待ちしております。


かまがや木楽の家 演奏風景

2012年12月1日土曜日

リハーサル進行中


12月の演奏会「クリスマスの夜に」のリハーサル真っ只中です!
最近は後期バロックのものが多かったので、久しぶりの初期もの、気持ちいいです。
あぁ、やっぱり好きなんだなぁと思います。

久しぶりのミントーン、どきっとするくらい新鮮な長調と短調の移ろい、美しくシンプルなファクシミリ・・・ あ~こういうのって初期ものにしかないんだよなぁ。

イタリア留学時代を思い出します。
あの頃は本当にイタリアの初期バロックの声楽作品ばっかり弾いていました。
モンテヴェルディのマドリガーレを、それぞれバラバラのファクシミリのパート譜を見ながら弾くのはゲームみたい楽しかった

今回のプログラムに、パレストリーナの曲がありますが、それはバッサーノの書いた装飾を歌い、リコーダーとチェンバロはそれぞれ自分で考えた装飾をつけて演奏します。
今日のリハーサルでリコーダーとお互いに合わせてみたのですが、ぶつかったり並行になっちゃったり、 かなり直す部分があるだろうなぁと想像していたのですが、数箇所ほどの修正で、思ったよりすんなり合ってしまってびっくりでした。ある所で、2人が全く同じパッセージを作っていたのには大爆笑!「来たっ」って感じで、片方が取りました(笑)

学生時代にしていたようなことを、今になっても実践して、それを実際に演奏する機会が持てるなんて、幸せなことだと思います。しかも当時の留学仲間と!

このところお天気がぱっとしませんが、曇っているほうが紅葉がきれいに見えるようです。
8日と14日、いい演奏会になるよう、楽しく準備したいと思います。


2012年11月19日月曜日

「クリスマスの夜に」演奏会のお知らせ


バルセロナも朝晩には冬の気配を感じるようになりました。
今日は帰国公演のご案内です!

12月8日と14日に「クリスマスの夜」と題して、ソプラノとリコーダーとチェンバロのアンサンブルで、イタリア初期バロックの作品を中心に、モンテヴェルディ、パレストリーナ、F.カッチーニなど、生誕にちなんだ曲を演奏します。イタリア留学中に出会ったメンバーで2回目の演奏会となります。今回の私のソロは、パスクイーニのパストラーレ、フレスコバルディのトッカータなどを予定しています。

8日の千葉公演は、おかげさまですでに満席となっていますが、14日の東京公演は昼・夜2回公演で、まだまだお席がありますので、どうぞお出かけください。

12月14日(金) 15時・19時開演
東京オペラシティー3F 近江楽堂

帰国まであと数日となりました。
演奏会のご案内などもろもろの準備をはじめ、先週末は新しいアンサンブルでヘンデルのカンタータを録音したりと、出発間際までバタバタしていますが、体調に気をつけて、元気に帰国したいと思います。

チケットご入用の方は、私までメールまたはこのブログで鍵コメントをいただければ前売り券をご用意いたします。みなさまのお越しをお待ちしております!


2012年10月18日木曜日

久しぶりのIl Giardino Armonico

昨日は、バルセロナのAuditori大ホールで、イタリアのバロックオーケストラIl Giardino Armonicoの演奏会を聴いてきました。

私がイタリアに留学したころ、日本で彼らのCDを聴いて、あの自由奔走な楽しい音楽に惹きこまれ、またミラノでは何度か演奏会を聴きに行ったのが懐かしく思い出されました。

留学中はそういう、いかにもイタリア的な、自由奔走でめちゃくちゃ楽しい古楽演奏にたくさん触れていたので、それが好きか嫌いか、良いか悪いか、などは別として、「音楽は楽しいもの」ということは私の中で確かなものになりました。そして、演奏者自身がステージで楽しんでいなければならない、ということも。

昨日もそのスタイルで、オーバーなパフォーマンスと楽しい演奏でした。でも、久しぶりにイタリア的なるものに接して、改めて、イタリア人だなぁと思いました。ちょっと気障だなぁとも。ちょっとやり過ぎ感があったけど、それは個人的な趣味として、いろいろな感想があると思うし、別にいいのです。

そして思ったのは、やりすぎくらいな楽しい音楽にたくさん触れておいてよかったなぁということです。どんな表現でも、自分が思った以上にやらないと、なかなか聴衆まで伝わらないのですが、オーバーなら取ればいいのですが、その逆ってものすごく大変なことなんです。

どこまでリスクを犯して、よりスリリングで楽しいものにするか、ってすごく難しい課題だと思います。もちろん、そういう性格の曲の場合の話ですが、ユーモアとか遊び心、スリリングなどきどき感とかって、「もっともっと」って言われて突然にはできないんですよね。

その辺は、日本の「とにかく間違えたらいけない」教育がマイナスに影響しているような気がします。その恐怖感で、すごく萎縮しちゃいます。こっちでレッスンしてもらったみたいに「もっと間違えていいから、もっとオーバーに、思いっきり弾くように」。私もそういうレッスンしてみたいなぁ。今日はなんだか音楽のつぶやきになりました。

久しぶりにコモ時代の先生や友人にも会えて、充実の夜でした。

2012年9月24日月曜日

バルセロナ・コラル・アジア演奏会


昨日は、アジア合唱団「バルセロナ・コラル・アジア」初めての演奏会がありました。
22カ国から集まった約60名で、中国、韓国、インド、スペイン語、カタラン語、英語、そして日本のさくら、全7曲をそれぞれの言葉で歌いました!ハミングで歌うプッチーニの作品もありました。

改めて、22カ国から集まった60人ってすごいなぁと思います。うち約6割がアジア人。
本当に感動的でした。そしてなんて平和な活動でしょう!

途中、ソロやデュエットなどの小さなグループの発表もあり、中国人とパラグアイ人が歌った中国の歌、イラン人の歌とパーカッション、フィリピンの歌など、素晴らしかったです。

演奏会の最初に、照明を落とした中で、各国を代表して、中国・日本・バングラディッシュ・フィリピン・インド・イラン・南米・欧州・カタルーニャ出身者が、それぞれ名前と国、そして一言をその国の言葉で挨拶があったのも素敵でした。夫は欧州代表として、頑張っていました(笑)

最後はカタランの歌でしたが、途中、指揮のカルラスが客席の方に行って聴いていた時には、いろいろな思いを想像してしまって、泣きそうになってしまいました。

本当に素敵な演奏会でした。これからもこの仲間と、新たな曲に出会えると思うととてもうれしいです。

実は、同じ日の夜7時から夫はオルフェオ・カタラ合唱団でモーツァルトのレクイエムの本番があり、2つの会場が近かったので、私もそれを聴いてから行ったのですが、エンリコ・オノーフリ指揮のレクイエム、素晴らしかったです。ちょっとした演出もあって、暗く落とした照明の中、約80人の合唱団の一人一人がライトを持って、小さく歌いながらの入場はすごく良かったです。

演奏中もずっとライトを足元に置いたままで、独特の雰囲気を醸し出していました。


入場が終わったところ(カタルーニャ音楽堂)
音楽尽くしの一日でした!


2012年9月15日土曜日

いただきもの

 

夏休みの3ヵ月半、ピアノのレッスンをしていた男の子の親御さんからいただきました。
お菓子はバルセロナの地元のお店で買ったそうですが、まさしく日本のおかきで、おいしかったです。私も買いに行ってみようっと。

そして、市内の美術館など7箇所入れるカードArticketを3枚譲ってもらいました!
夏休みにお目当ての場所をご家族で訪れて、その残りをいただいたのですが、まだたくさん残っていて、12月の期限までに何箇所か行ってみたいと思っています。

ちょうどバルセロナに遊びに来ていた夫の妹とその親友と4人で、さっそくバルセロナ現代美術館(MACBA)に行ってみました。



外のテラスもモダンでした

夫は入場券を買ったのですが、キャンペーン中の8ユーロの年間パスを買い、どうせなら一緒に行けるようにと私も買いました!

広くて気持ちいい館内には、見切れないほどの展示があり、楽しめました。また夏の週末限定で、テラスでビールが無料で飲めて、リラックスしてしまいました。

このArticketは、1枚30ユーロで3ヶ月有効。場所によっては、2箇所も入ればほとんど元が取れちゃうので、とってもお得です。住んでる人はもちろん、旅行者にもお勧めです!