ひな祭りの3月3日、バルセロナではサン・メディール祭がありました。
起源は1830年、グラン・デ・グラシア通りでパン屋を営む主人が重い病を患い、Sant Medir(メディール聖人)に助けを求め、治してくれたらCollserola(コルセロラの丘)の聖地を訪れることを約束し、メディール聖人により元気になった主人は聖地を訪ねた、という言い伝えから、以来コルセロラの聖地まで行く人が後をたたず、1861年から、グラン・デ・グラシア通りで毎年行われる伝統の「甘いお祭り」になったそうです。
傘をベランダからぶら下げてスタンバイ! |
市の吹奏楽団を乗せた馬たちもスタンバイ! |
夜7時ごろに行くのがお勧めとのことで、その頃に行ってみると、1キロ以上続くグラン・デ・グラシア通りの歩道は人で埋まり、ビニール袋を持っている人があちこちに!
待っているのは降ってくる飴。なんと、1万キロ以上の飴が用意され、撒かれるとのこと。なるべくたくさん取るため傘を持っていくように(逆さまに持って取るということです)とのことで、まじめに折りたたみ傘を持参しましたが、さすがに沿道はすごい人で、そんなものを広げて持つスペースはなかったので、バラバラと落ちた飴を拾いました(笑)
時々必要に迫られて用を足す目の前の馬たちと待つこと待つこと、8時を過ぎてようやく行列開始!すごい音量で太鼓などを鳴らして踊る地元グループと、飴をばら撒く人たちを乗せたトラックが交互に現れました。
グループごとに色があり、赤組からスタート |
降ってくる飴が顔に当たり、痛いやら怖いやら、取るよりもガードする方が大変でしたが、なかなか面白い経験でした。お祭り紹介のウェブには、飴がやさしく撒かれるって書いてあったんだけどなぁ・・・(笑)夫が取った分も合わせて、家にはどうしていいか困るほどの飴が・・・
少しは記念に確保するとしても、大半は、私はスペイン語のクラスへ、夫は仕事場へ話の種に持っていくつもりです。
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