2013年9月13日金曜日

リハーサル@Girona

コンセルバトーリ正面玄関(右の赤い方)

昨日は一日ジローナで、Tendres Fruitsのリハーサルでした。
リコーダーのアニアが通っていた音楽院のチェンバロをお借りしました。アニアはもうバルセロナに住んでいないので、毎回家まで来てもらうのでは移動が大変なので、時々ジローナで行なっています。

今回新しく組んだイギリスのプログラムは、サンマルティーニ、ヘンデル、コレッリのリコーダーソナタ、作者不詳のグラウンド(パッサカリアのようなテーマと変奏)など、18世紀中ごろにロンドンで出版された作品が中心です。以外にイタリア人など当時ロンドンで活躍していた外国人が多いですね。ソロでは、イギリス人作曲家Tomas Arneのソナタを弾きます。

1時間ほどのプログラムですが、いろいろな音楽的アイデアを二人で煮詰めていくと、どんなに時間があっても足りないくらいです。そういう時間は本当に楽しく、「あー音楽してる!!」って全身で感じます。

Calliope or English Harmony by Henry Roberts, London 1739
こちらはイギリスのメロディー集のようなもので、歌なのですが、下にはフルート用の楽譜があり、それをリコーダーで演奏します。当時有名だったメロディーは、こうしていろんな楽器で楽しまれていたのだろうと想像します。今回のプログラムのタイトル"The Passionate Lover"はこの中から取りました。

バル La Terra
ジローナ産牛肉、フィゲーラス産のトマトと玉ねぎ使用
お昼休みには、アニアが好きでよく通っていたという、自家製アンブルゲーサ(ハンバーガー)を出すバルへ。タイルの素敵な内装と窓の外に広がる川の景色が特徴的でした。居心地が良すぎておしゃべりが弾み、デザートにニンジンのケーキとロイボスティーをゆっくりいただき、とても長いお昼休憩となりました(笑)そのままシエスタ(スペインのお昼寝)ができたら最高でしたが、頑張ってリハーサルに戻りました。

ジローナには何度か来ていますが、演奏会やリハーサルなど、用事をこなすだけのことが多く、今回はちょっとだけですが町の中を歩くことができて、ジローナの顔をすこし覗けた気がします。





Tendres Fruits演奏会予定は、9月21日(土)、28日(土)、10月19日(土)です。詳しくは私のウェブサイトからご覧いただけます。

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