演奏会場のサンタ・マリア教会 |
開演が夜10時と遅かったので、現地到着が7時ごろ、9時までリハーサルをしてから、唯一開いていたバルで軽く食事をしました。
バルには演奏会のポスターが貼ってありましたが、人通りは全くなくてあまりに閑散としていたので、バルからの帰り道に、お客さん何人来るのかなぁ、誰も来なかったらどうする?なんて話していたくらいです。すかさず「僕がいるよ!」と突っこんでくれた夫にみんなで大笑いでした。
静まり返った教会で身支度をしていたら、だんだん人の声が聞こえてきて、なんと開演時には教会はすっかり埋まっていました!15年続いているオルガンフェスティバルは、やはり地元に根付いているのですね。すごい。
教会の右側の壁に置かれたオルガン |
オルガンの近くにあったきれいなタイル |
今回のプログラムは、カタルーニャの作品を取り入れてほしいというフェスティヴァルからの希望で、私はCabanillesとAnselm Violaの作品を演奏しました。後者は恥ずかしながら聞いたことすらなかった作曲家ですが、スカルラッティをさらに簡素にしたようなギャラント様式のシンプルで楽しいソナタに出会うことができました。20世紀初頭のカタルーニャの声楽作品も取り上げ、なかなか面白いプログラムでした。来月はさらに遠い、ピレネー山脈の麓の教会で同じプログラムを演奏します。
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