2014年3月16日日曜日

ピアノレッスン:うれしかったこと!


毎週金曜日のピアノレッスン。生徒はみなカタラン語を第1言語としますが、外国人の私にもだんだん慣れてきたようです。

特に子供たちとの関係は大人より難しく、今になってもまだ1度も笑顔を見せたことのなかった11歳の女の子のことが心配でした。ピアノの上達もゆっくりで、レッスンはどうしても真面目で重い空気になりがちで、他の先生には、ピアノ以外のことで彼女が興味をもてるような、ちょっとした会話ができるといいねとアドヴァイスをもらっていました。

でも、こちらから話しかけてもそっけない返事で、顔の表情も変わらず、内気で口数の少ない子で、どうしたら会話ができるかなぁと思っていたところ、去る金曜日にうれしいことがありました。

レッスン前に、左手にたくさんしていたブレスレットをはずしていたときに、これはいいチャンスかもしれないと思って、「きれいだねぇ、それ自分で作ったの?」と声をかけたら、「はい、この市場で買ったの以外は」と答えてくれて、さらに私がよく見て、一つ見覚えのあるのがあったので、それについて少し話していると、「よかったら一つ作ります」と言ってくれて、すごくうれしかったです。もちろん、喜んでお願いしました。

それは、いろんな色の輪ゴムを編んで作ったもので、すごい時間がかかるのかと思ったら、彼女曰く10分くらいでできるとのこと。実は少し前に、私の友達がそのようなブレスレットを同じく彼女のリコーダーの生徒からもらっていて、その写真を見ていたのです。今、子供たちの間で流行っているそうです。

おかげで、そんな話題に入れて、レッスンが終わってまたそれらを着けながら、ふっと思いついたように「何色が好きですか?」と聞かれたので、「うーん、私に合いそうと思うので任せるよ」と言うと、なんだかうれしそうに「OK」と言ってました。

私のが出来たら、その友達に話すよって言ったら、初めて笑ってくれました。本当にうれしかったです。気のせいか、レッスンの雰囲気も少し変わって、その子のことを少し知ることができました。レッスンを真面目にするのは大切だけど、こうして人間関係を上手に築いていくことも、すごく大切だなぁと思いました。

来週はもう少し練習してきてくれることを祈りつつ・・・(笑)


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