2011年7月10日日曜日

家の筋向いにモスクが!!

3週間のイタリア滞在から戻ったら、家の目の前の道にモスクが完成しつつあるではないですか!!あまりに美しい大きな木の扉の前で、思わず足が止まりました。

そして、今日は完成を祝ったオープンデーで、無料で食べ物が振舞われるとのこと、私も早速カメラを持って行ってみました。

するとモスクではなく、「カタルーニャ・イスラム文化センター」なるものでした。


中に入るといろいろな実演や体験コーナー、展示などがありました。

グラナダのアルハンブラを真似たそうです
ヘナのデコレーション体験コーナー
私も12日の演奏会が無ければやってみたかったのですが、さすがにこれで弾くのはなぁと思い、今回は写真のみ。

名前をウルドゥ語やアラビア語で書いてくれます。これはウルドゥ語でトモコ、美しい
イスラム教や文化についての展示を眺めていたら、女の子が「オラ~」とスペイン語で話しかけてくれて、いろいろ説明してくれました。すごく気があってしまって、その後もずっと一緒にいました。彼女はバルセロナ生まれのパキスタン人、12歳。パキスタンには赤ちゃんだったときと3歳のとき、そして今年の計3回しか行ったことが無く、「パキスタンの生活にはあんまり慣れていないの」とニコニコ話してくれました。

「コーランには宗教は義務ではないって書いてあるの(展示物を指で指しながら)、だからほら私が頭に巻いているこれも、別にしたくなければしなくていいの。でも私は好きだし何となく守られてる感じがするからしているの」と言うのには、とっても好感が持てた。

展示物や人々の発言から、世間一般に思われているイメージや誤解を払拭したい、という強いメッセージを受けた。文化センターで見かけたたくさんのイスラム教の家族はとても幸せで平和に見えました。

このセンターでは、カタルーニャ語やスペイン語を教えたり、学校の補修、セミナーや遠足などが企画され、こちらの生活や文化に溶け込むお手伝いをするみたいです。

私にとっては、逆にイスラム文化を知る機会となり、無料の本ももらい、美味しいクスクスやお菓子、大好きな手作りミントティーをいただき、楽しいひと時でした。 コーランの歌?というかお祈りも聞いて、昔トルコのイスタンブールで訪れたモスクを思い出しました。


左が12歳のテイバちゃん。二人にはカタカナで名前を書いてあげました

帰ってきてから、私たちが住んでいるアパートでも、センター建設中止の署名集めがなされていたと知って、少し寂しい思いでした。

美しい木の扉

2 件のコメント:

  1. 文化を通して世界中が分かり合えるといいねぇ。
    イスタンブールで早朝、モスクからスピーカーで
    流れるお祈り、妙に懐かしい(笑)

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  2. 本当にそうですね。
    まずは自分の中の平和を保ち、そして家庭、
    隣人と、平和に生きて行けたらと思います。

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