2011年9月9日金曜日

フランスの家族手帳


フランスから家族手帳(Livret de famille)なるものが届きました。
二重国籍の夫は、イタリアで結婚した際に在ミラノ・フランス大使館で届出をしていますが、8月末になってようやく反映され、この家族手帳が送られてきました。

パスポートを長くしたような形で、中には私たちの婚姻について記されていました。


ページをめくると、残りはすべて出生届の記載スペースで、なんと11人分も!!
いくら少子化対策に成功しているフランスとはいえ、11人はすごいですよね。

そして同封されていた手紙には、婚姻によるフランス国籍の取得についての説明もあり、結婚後4年で取得手続きができるとのこと。手続きから実際の取得までは5年かかり、またフランス語を十分に理解できること、とあります。

日本ではまだ二重国籍が認められていないですから、今のところ関係のないことですが、ふーむ、なるほど~といった感じです。

二重国籍は、早く日本でも法改正がなされ、認められることを願います。
先日イタリアのミラノ国立音楽院で、チェンバロ科も含む教授補助枠の公募があったのですが、応募資格に、18歳以上であること、イタリア国籍を有すること、とあり、すでに2項目めで資格なしとなり、非常に残念でした。

先進国のほとんどで重国籍は普通のことで、実際こちらの人たちは結婚したら自動的に相手の国籍も持つものだと思っているので、「日本ではそれは認められていないから、日本国籍しか持っていない」というとすごく驚かれます。ま、いずれにしても結婚と同時に即持てるものではないことは、フランスの手紙からもわかりますが。

結婚してから、それに絡む様々な事柄や問題が身近になり、興味深いです。

2 件のコメント:

  1. いつも更新楽しみにしています。知らなかったです。国籍は日本人の両親の子として日本で生まれると、あまり実感ないですからね。

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    1. いつもお読みいただき、またコメントありがとうございます。来月第1子出産の予定で、4カ国にわたって出生にかかわる各種手続きが待ち受けております。。。初めてでわからないことだらけですが日本関係以外は夫に頑張ってもらう予定です(笑)

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