先週末はポルトガル、ポルトの近くの田舎町サント・ティルソでコンサートでした。
できたらオルガン2台を使ってほしいという要望にお答えして、Klop作のポジティヴオルガンで通奏低音を、そしてもう少し大きなオルガン(写真左)でスカルラッティのソナタを演奏しました。
天井も床も木目が美しく、とても響きの良い空間でした。
住民2万人の小さな町で、開演直前には雨が降り出したにもかかわらず、どこから集まったのかと思うほどに教会はお客さまでいっぱいになり、私たちのことなど全く知らないであろう人たちが演奏を聴きに来てくれたと思うと、とてもうれしかったです。
終演後には、子供たちがプログラムを持って、サインをしてほしいと来てくれたのが印象的でした。こういうときには、漢字でサインしています。みな興味津々で喜んでいました。
そして、教会の隣の牧師さんのお宅で、ポートワインと軽食をいただきながらお喋りが弾み、お開きになったのは0時過ぎでした。初めての土地で、初めて会う人たちの温かいおもてなしが心に沁みました。
ポルトガル語はなんとなく読めても、会話はほぼ全く分かりませんでした。発音はスペイン語とすごく違うんだなぁと思いました。
リハーサル前に少し町をぶらぶら。
昼食には赤でも白でもない、緑ワインと呼ばれる若い白ワインとともに、名物の鱈料理を楽しみました。
この辺りは雨が多いそうで、滞在中もほとんど太陽は出ていませんでしたが、一瞬日が差すこともありました。
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