2013年3月1日金曜日

2月は・・・

2月のブログ更新は1回に終わり、あっという間に3月になってしまいました。
もう少し頻繁にアップできるように、がんばります!!

2月にあったけど書けなかったいろいろをまとめておきます^^;

まず4日から、スペイン語のコースに再び通い始めました。
去年よりレベルがひとつ上がって、月ー木の12時から14時半というすごく不便な時間帯に通っています。本当は9時半からのクラスを希望して通っていたのですが、7日目の朝クラスに入ったら、仕事の都合で午前のクラスと交換したいという人がいて、代わってもらったのです。理由はあまりおおっぴらには言えないのですが、私には先生が合わず、他のクラスに代わりたいと思っていた矢先でした。後からクラスを変えることは基本できないのですが、内々には、お互いに交換したい人が見つかればOKらしいです。時間は不便になってしまったけど、先生と授業内容には満足しています。毎日、ガツガツ宿題してます。

そして、イタリアのローディで一緒に勉強していたスペイン人の友達と再会しました!
偶然フェイスブックで見つけたのです。そして先月10年ぶりに再会して、お茶を飲みながらおしゃべりして、一緒に演奏会をすることになりました。なんだか、線がつながっているようでうれしいです。5月と6月にモンセラットとバルセロナの修道院で、17世紀のイタリア女性作曲家による宗教音楽を集めたプログラムを演奏します。彼女の歌と旦那さんのガンバ、そして私はオルガンを弾きます。先日1回目のリハーサルをしましたが、美しい曲ばかりで、とても楽しみです。

あとは、2月にはカーニバルがあり、バルセロナでもパレードやその他の催し物がありましたが、どういうわけか大したことはしていないのに時間が足りず、余裕がなくてあまり出かけられませんでした。でも、一番最後の日に、私たちの住む地区にあるクロット公園で、「いわし焼き」の夜があったので、ちょうどリハーサル帰りに友達も誘って、食べに行ってきました。



もちろん料金を払うのかと思っていたら、無料で振舞われていて、びっくりでした。広い公園で大量のいわしを焼いて、近所の人たちが行列を作って並んで、みんなで1,2匹ずつ食べて、初めての楽しい経験になりました。香草とにんにくの効いたオリーブオイルをいわしとパンにかけてくれて、赤ワインもありました。



これからもバルセロナ生活、邁進していきます!! 

2013年2月5日火曜日

クラヴィコード演奏会デビュー!と苦労話


昨日は初めてクラヴィコードを持ち出して、演奏してきました!

結果的には楽器のトラブルもなく、無事に終わったと言えるところですが、何を隠そう、前日の夜8時過ぎに、楽器を運ぶための車を手配してくれるはずだったメンバーから、できなくなったとのメールが!!!!!(もうびっくりマーク5つじゃ全然足りないけど)とりあえず考えうる代案を返信して、夕食やその他の雑務をこなした後に再度メールをチェックするも誰からも何もない・・・

メンバーたちに電話してみるとまだ誰もメールを見ておらず、みな一言スラングを表現豊かに発してびっくり仰天している。話し合った結果、大型タクシーで行くのが一番良いだろうということになり、夜11時を過ぎてようやく解決。

もう本当に無責任なことを言うのはやめて欲しい。従兄弟が大きな車を持ってるから問題ないよ、なんて笑顔で何ヶ月も前から言われていれば、こっちだってそのつもりになるというもの。そのメンバーからそのメールの後のフォローは一切なし。何とかなりそう?とか出来ることがあれば言ってね、でも何でもない。

そのくらいはこれまでの付き合いからうすうす予測できたにしても、最後の極めつけはコレ。終演後、タクシーがなかなか来なくて外でみんなで待っている最中、「じゃ、私帰るから、またね~」ってそれはないだろ!!!!!!怒りをとうに越えて、笑えてくる・・・

今日はひどく愚痴だらけで不愉快な内容で恐縮ですが、みなさんは笑い話としてお読みください。それでも演奏中だけはずべてを忘れて音楽に集中し、問題のメンバーにもにっこり目を合わせたりできるんだから、音楽の力というか、これぞプロ意識なのか、我ながら驚きの発見アリでした。演奏中は心から楽しかったです。これからみんなで話し合いになりそうです、トホホ。

いろんなことがあったし、5人のアンサンブルではクラヴィコードはほとんど聞こえなかっただろうけれど、演奏を楽しむことができたし、ソロの曲を弾いているときには、小さな音に集中して静かに温かく耳を傾けてくれた聴衆をひしひしと感じることができたので、苦労した甲斐があったかなぁと思っているところです。


それにしても、事前に楽器を運んで組み立て、リハーサル1時間前に一人早く来て調律、リハーサルが終わったのが開演25分前、死に物狂いで調律し直して(完全に狂ってました!)時計を見たら10分前!残り10分でお手洗いと着替えとメイクを済ませて本番に臨んだのは、人生初めてのことでした。 私が焦るなか、さりげなく傍で調律を面白そうに見ていてくれたテオルボ奏者の心遣いがうれしかったです。そして仕事を抜け出して楽器の運搬と組み立てを手伝ってくれた夫にも感謝です。

2013年1月30日水曜日

久しぶりのクラヴィコード


今日はすごーく久しぶりにクラヴィコードを調律しました!!
というのも、来月4日の演奏会では私のクラヴィコードを運ぶことになりましたんです。

チェンバロより格段に調律が複雑なので、手順を思い出しながら準備をして、まず中央のAを415に合わせようとしたらあっけなくぷっちーんと切れてしまいました!(汗汗汗)

しかも、すでに2本弦が切れていて、そのうちの1本がそのAだったので、完全に音が出なくなってしまい、これはヤバイ! とりあえず久しぶりの調律だから、いきなり415に上げない方がいいかもしれないと思い、まず全体がどのように狂っているのか確認すると、上に下に、またそのままとどまっている音もあってバラバラだったので、落ち着いて415にすることに。


弦が3本ないと調律はパズルのようで(今思えばまず弦を張れば良かったのですが^^;)、規則的にできないので、一つの音に2本ずつある弦のどちらを最初に合わせたのか頭がごちゃごちゃになり、大変でしたが何とか終了。(このあたり、クラヴィコードを調律したことのある人にしか想像できないと思いますが)クラヴィコードの調律は両腕を広げるので、相当に肩が凝ります・・・

切れた弦も2本はサイズの合う予備があったので、弦も張り替えて良い感じ。
たっぷり2時間ほど手入れをしたら、また愛着が沸いてきました。たまにはかわいがってあげないといけませんね。


道具箱には、日本の羊羹の箱やおせんべいの缶など使用しております(笑)


2013年1月25日金曜日

海の病院


今日はちょっとした定期検査で、はじめてHospital del Mar(海の病院)に行ってきました。
バルセロナでは、住んでいる地区によってかかる病院が決まっているようで、私が住むところの管轄は名前の通り海の目の前の病院でした。家から自転車で12分、海辺の遊歩道をゆっくり景色を楽しみながら行きました。


中に入ってこの眺めにびっくり!人が通っていないタイミングを見計らって、こっそり撮りました。海側の長い廊下は、ずっとガラス張りになっていました。

眺めはいいけれど、正面入り口にも中に入ってからも、全ての診療科の名前や表示がなくて、とても分かりにくかったです。病院のスタッフ風の人に聞いたり、中のインフォで聞いてたどり着きました。たどり着くというより、インフォのすぐ横だったのですが・・・そこにも何科と分かるような目印が何もなかったのも不思議でした。お世話になったお医者さんたちはとても気さくな感じで、よかったです。



今日は本当にいいお天気で、太陽がまぶしくて、海の青も空の青も目が覚めるような鮮やかさでした。ここ1週間ほど、怒涛のような日々に消耗していたのが癒されました。2日連続で2つのお別れ、同時期に弟が骨折して入院・・・こんなに重なることってあるんだなぁと今でもまだ信じられない思いです。

おばあちゃんたちは高齢だったので、それぞれの時間が来たんだと思います。どこかで会えるんじゃないかと思います。いい思い出をありがとう。骨折はしょうがないので、早い回復を祈るばかりです。頑張れ弟よ~

来月4日には今年最初の演奏会、そして語学学校も始まるので、私も少しずつ元気を取り戻して頑張ります!!

オリンピック村のシンボル、金の魚

お魚の中(笑) Frank Gehry の作品

帰り道に

2013年1月8日火曜日

風邪とともに年明けです

明けましておめでとうございます。
11月末から日本に1ヶ月、そしてクリスマスと新年をピアチェンツァで過ごしてから、1ヵ月半ぶりにバルセロナに戻りました。

あいにく年明け早々に家族全員風邪でダウンしてしまい、私もそろそろ普通の生活に戻りたいところです。バルセロナに戻ってから丸2日、せっかくの晴天にもかかわらず、熱があるので家にこもりっきり。今日はようやくスーツケースの荷を解いて片付けました。

昨日は知り合いの演奏家の訃報を知り、本当に悲しい一日でした。
与えられた命を大切に、一日一日をしっかり生きていこうと思いました。

まずは風邪を治し、今年もまたいろんなことに挑戦して、新しい出会いや経験に満たされた1年にしたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ピアチェンツァ、コルプス・ドミニ教会

2012年12月18日火曜日

終わりました~!


14日の近江楽堂での2回公演もおかげさまで無事終了いたしました!
お越しいただいた皆さん、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

一緒に演奏してくれたお二人にも感謝です。
じっくりリハーサルに取り組んで音楽作りができたのはうれしかったです。

近江楽堂ではまた千葉の会場とは異なる雰囲気と響きの中で、同じプログラムでも空気や響きの違いを感じながら、演奏もお話も、毎回違うお客さまを意識して新鮮な気持ちで臨みました。

2回目の夜の公演は、やはり集中力と体力面で個人的に難しかったところもありましたが、何事も経験ですね。これからの演奏会に生かしていきたいと思います。

1ヶ月の日本滞在もあっという間に終わりそうですが、先週末には家族と1泊で富士山の近くの忍野八海を見てきました。美しい自然の中でリフレッシュできました。





2012年12月10日月曜日

千葉公演終了






「クリスマスの夜に」千葉公演、おかげさまで満席にて終了しました!
かまがや木楽の家 第1回コンサートということで、50名のお客様とともに音楽を共有することができました。 天候にも恵まれ、きれいな景色に囲まれて、気持ちよく演奏できました。

お越しいただいた皆さま、関係者のみなさま、いつも応援してくださる方がた、そして会場設定などすべての準備をしてくれた家族に感謝です。ありがとうございました。
また、今回キャンセル待ちになってしまった方や、満席のために来られなかった方、たくさんの予約をいただき本当にありがとうございました。
これからも定期的に「かまがや木楽の家」コンサートシリーズを続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

曜日の東京公演も、気を抜かずに2回公演に備えたいと思います。
明日は最後のリハーサルに行ってきます!

みなさまのお越しをお待ちしております。


かまがや木楽の家 演奏風景

2012年12月1日土曜日

リハーサル進行中


12月の演奏会「クリスマスの夜に」のリハーサル真っ只中です!
最近は後期バロックのものが多かったので、久しぶりの初期もの、気持ちいいです。
あぁ、やっぱり好きなんだなぁと思います。

久しぶりのミントーン、どきっとするくらい新鮮な長調と短調の移ろい、美しくシンプルなファクシミリ・・・ あ~こういうのって初期ものにしかないんだよなぁ。

イタリア留学時代を思い出します。
あの頃は本当にイタリアの初期バロックの声楽作品ばっかり弾いていました。
モンテヴェルディのマドリガーレを、それぞれバラバラのファクシミリのパート譜を見ながら弾くのはゲームみたい楽しかった

今回のプログラムに、パレストリーナの曲がありますが、それはバッサーノの書いた装飾を歌い、リコーダーとチェンバロはそれぞれ自分で考えた装飾をつけて演奏します。
今日のリハーサルでリコーダーとお互いに合わせてみたのですが、ぶつかったり並行になっちゃったり、 かなり直す部分があるだろうなぁと想像していたのですが、数箇所ほどの修正で、思ったよりすんなり合ってしまってびっくりでした。ある所で、2人が全く同じパッセージを作っていたのには大爆笑!「来たっ」って感じで、片方が取りました(笑)

学生時代にしていたようなことを、今になっても実践して、それを実際に演奏する機会が持てるなんて、幸せなことだと思います。しかも当時の留学仲間と!

このところお天気がぱっとしませんが、曇っているほうが紅葉がきれいに見えるようです。
8日と14日、いい演奏会になるよう、楽しく準備したいと思います。