2011年9月26日月曜日

メルセ祭り

毎年9月末に行われるバルセロナのお祭り「メルセ祭 La Merce'」。
音楽院の交換留学でバルセロナにはじめて来たのが、2年前のちょうどメルセ祭の週末でした。

イタリアに週末帰っていた今の夫が親切にもメールでメルセ祭のこと、花火がきれいだからぜひ見に行ったらいいと勧めてくれて、一人でメトロを乗り継いで花火を見に行きました。

さて、今年は日曜日に夫が出た演奏会を聴きに、カタルーニャ広場へ行ってみました。
今年はオルフェオ・カタラ合唱団の120周年で、それを記念した演奏がありました。

広場に設置された舞台
美しいアカペラやマーラー、ハイドンの作品など
終演後、帰り道の途中で偶然遭遇したコッレ・フォク!走れ火よ!という、噴出す花火を持って走り回り、その火花の下をさらに人が走る、すごいものでした。

あとは、手作りの恐竜が火を噴いて道を練り歩き、その周りで人びとが太鼓を叩きまくり、まさにド迫力。

こんな恐竜
火を噴く恐竜たち
これを持って走りまわります。近づいてくると、見物人たちが若干後ずさり・・・
煙が充満して人びとに埋め尽くされたライエターナ通り   

2011年9月22日木曜日

バルセロナ~ピアチェンツァ2000キロの旅

先週末、引越し用にバンを借りて金曜日にバルセロナを出発、土日は荷造りと積み込み、そして月曜夜にバルセロナに戻るという計画を立てて、無事、往復2000キロの車の旅をしてきました。

イタリア生活を引き上げた時から夫の実家に預かってもらっていた私の荷物の全てが、ようやくスペインに到着しました!さらには実家に残っていた夫の洋服なども持ってきたので、現在我が家は段ボール箱だらけ。毎日少しずつ整理整頓するしかないですね・・・

楽譜などもきちんと本箱に落ち着いたら、チェンバロのレッスンも始めたいと思っています。
ご希望の方、随時ご連絡お待ちしています!

さて、なが~い道中に撮った写真です。

フランス:晴天に恵まれドライブ日和

松の木の下でお昼休憩、木の下で気持ちよくピクニックできるように良くできています
ニースの近く
フランス最後の休憩、夕日に包まれた海
このあとイタリアに入るともう夜でした。
以下は、帰り道。

イタリア:ピアチェンツァから2時間ほどでジェノヴァの海が見えてきました!  
美しい海岸がトンネルを抜けた瞬間に!夫の横顔入りで失敬
フランス:ぶどう畑がたくさんありました(こちらは私が反射してます^^;)

2011年9月15日木曜日

ハバネラを聴きながら

 
今週はポブレノウ祭。
私たちの住むポブレノウ地区は華やかに装飾され、とてもきれいです。
お祭りが始まる1週間ほど前から、住民たちが準備をはじめ、みるみるうちに野外ステージが組み立てられ、なんと我が家の寝室の真下にもステージが!!

夫と「まさかこれから1週間ずっと寝られないなんてことにならないよね・・・(汗)」と少々ビビッていたものの、予想通り夜中遅くまで演奏していたのは金曜と土曜の晩のみでした。それにしても、夜11時から朝の4時まで歌いっぱなしの歌手にはある意味で尊敬してしまった。

昨晩はハバネラの演奏会があり、なかなか素敵でした。
バルセロナのお祭りでよく聞こえてくる南米の音楽。サルサとかマンボのような曲は、今ではカタルーニャの伝統でもあると、友達が言っていたっけ。皆口ずさんだり、ゆらゆらとリズムに乗って自然に体が動いたり。

外はこんな感じです。



また、お昼とか夕飯時に、外にテーブルをずら~っと並べて、それぞれ食べ物を持ち寄ってわいわい食べるというのがあって、なんだかすごくいいなぁと思いました。来年は友達など誘ってぜひやってみたいです。


こちらは巨大パエリア。一人分が多すぎて翌日も温めていただきました(笑)
外テーブルでゆっくり食べていると、知らないおじいさんが話しかけてきて、地域の話とか教えてくれて温かい気持ちになりました。「僕が住んでるあたりは若者が少なくて、準備するのが大変だったんだ」と笑顔で嘆くおじいさん。来年は手伝ってあげようかなぁ。

夜はいたるところで野外演奏会があり、手作りMojitoも美味しかったです。


本当にお祭り好きなスペイン人。バルセロナでは地区ごとに期間を変えてお祭りがあり、8月にはグラシア祭、その後サンツで、来週はメルセ祭・・・と夏もまだまだ終わる気配がありません!

2011年9月9日金曜日

フランスの家族手帳


フランスから家族手帳(Livret de famille)なるものが届きました。
二重国籍の夫は、イタリアで結婚した際に在ミラノ・フランス大使館で届出をしていますが、8月末になってようやく反映され、この家族手帳が送られてきました。

パスポートを長くしたような形で、中には私たちの婚姻について記されていました。


ページをめくると、残りはすべて出生届の記載スペースで、なんと11人分も!!
いくら少子化対策に成功しているフランスとはいえ、11人はすごいですよね。

そして同封されていた手紙には、婚姻によるフランス国籍の取得についての説明もあり、結婚後4年で取得手続きができるとのこと。手続きから実際の取得までは5年かかり、またフランス語を十分に理解できること、とあります。

日本ではまだ二重国籍が認められていないですから、今のところ関係のないことですが、ふーむ、なるほど~といった感じです。

二重国籍は、早く日本でも法改正がなされ、認められることを願います。
先日イタリアのミラノ国立音楽院で、チェンバロ科も含む教授補助枠の公募があったのですが、応募資格に、18歳以上であること、イタリア国籍を有すること、とあり、すでに2項目めで資格なしとなり、非常に残念でした。

先進国のほとんどで重国籍は普通のことで、実際こちらの人たちは結婚したら自動的に相手の国籍も持つものだと思っているので、「日本ではそれは認められていないから、日本国籍しか持っていない」というとすごく驚かれます。ま、いずれにしても結婚と同時に即持てるものではないことは、フランスの手紙からもわかりますが。

結婚してから、それに絡む様々な事柄や問題が身近になり、興味深いです。

2011年9月7日水曜日

ハイビスカス


今朝起きると、ハイビスカスの花が3つ、大きく開いていました。

パリで勉強している夫の妹が、今私たちを訪ねてバルセロナに来ているのですが、ある日ハイビスカスの鉢を抱えて帰ってきて、プレゼントしてくれました。

一週間の滞在はあっという間。今日はもうパリに帰ります。
大事に管理して、無事に冬越しして、また来年も咲いてくれたらいいなぁと思います。

2011年8月30日火曜日

ハーブたち


数日前にヴァカンスが終わり、新装オープンした家の隣の花屋さん。
昨日ふっと通りがかりにバジリコを発見!

バジリコは近所のスーパーや八百屋さんでも手に入らず、ずっと探していたところでした。
以外にも、花屋さんで売っているのですね。これは思いつかなかった!今朝、他の花屋さんでも見かけました。

その他、ミントやローズマリーもあったので、新しい土も一緒に買ってきました。
台所の窓の外に鉢が置けるようになっていて、前の住人のものか、ちょうど良い大きさの鉢があったので、さっそく植えてみました。

ちょっと目隠しにもなって、良い感じです。
ちょこちょこっとお料理に使うのが楽しみです。

2011年8月25日木曜日

住民登録してきました

今朝はちょっと早起きして、8時半に開く市役所機関に行って来ました。
アパートの契約書を持って、私は始めての住所登録(empadronamiento)を、夫も住所変更のため新たに登録しました。

朝一番だったためか待合室もがら空き、10分ほど待つと呼ばれて、手続きもすんなりいきました。イタリア暮らしの経験からか、こういう官僚相手のことは何事もすんない行かないのが常になっていたので、とりあえずほっとしました。

明日はこの住民登録証を持って警察に行き、「EU市民の家族のための住民カード/Tarjeta de residencia de familiar de ciudadano de la Union」なるものの取得手続きをします。
こちらは経験者のブログなどを見てみると誰もが、できるだけ早く行って外で並ぶようにとのアドバイスがあり、普通に開館時間の9時に行くとそこから2時間待ち・・・などと書いてある。なんだか昔イタリアで経験したような話だが、ま、本でも持って行ってみようと思います。

その他、私たちの質問にも丁寧に答えてくれて、帰りにはそこから近いPunt Verd(緑の場所)という市の環境担当の施設に寄って、常々欲しいと思っていた家庭のゴミ分別用の袋セットをもらってきました。


右側にあるのが袋セット。紙、プラスチック、ビンは3色に分かれていて、街のいたるところにある大きなゴミ入れも同じように色分けされていて、とても分かりやすくなっています。
また、生ゴミ専用の茶色のボックスと専用袋ももらえました!その他、マグネットで冷蔵庫にくっつく生ゴミの説明と、「料理してリサイクルする芸術」というタイトルのレシピ集も一緒にもらい、なぜかすごくうれしい気持ちになりました。

 

さっそく台所にセット。生ゴミボックスは流しの近くに置きました。
住民の仲間入りをした気持ちで、うれしいです。 

さぁ、夕方には明日の手続きに必要な、専門家に依頼した結婚証明証のスペイン語訳を受け取りに行ってきます。

2011年8月22日月曜日

旧居の思い出

引っ越す直前に、何となく今まで住んでいたところの近所の風景を納めておきたくて、何枚か写真を撮りました。

Clot広場と市営市場。市場で新鮮な鮭を買って、月に1,2回は手巻き寿司をしました。広場では朝から夜遅くまで人々が集い、バールの外テーブルが出ています。ある土曜の正午すぎにゆったり朝食を楽しむ人たちを見たときには、あぁ、スペインの時間だなぁと妙に納得しました。

三角屋根の建物が市場です
よ く通った八百屋さん。品揃え、新鮮さ、価格ともに大変満足でした。ちゃんと撮っていいか聞いてから撮らせてもらったのですが、通りがかりの観光客と思われ たのか、カメラを構えていたら「ダメダメ!」と中から人が出てきて少々びっくりしました(汗)
引っ越してからも近くの八百屋さんをかなり試しましたが、まだ、ここ、という八百 屋さんが見つかっていません。



八百屋、薬局、銀行、タバッキ(切手など売ってます)、中国系雑貨やさん、毎晩11時まで、日曜日も開いていたパキスタン系ミニスーパーなど、一通り揃っていたClot通り。



徒歩2分で行けたClot公園。緑が多くてとても気持ちよく、時々夫とバトミントンをしました。実は、出会ってすぐのころに連れてきてもらった公園で、その後すぐ近くに住むことになるなんて、不思議な気持ちがしたものです。